盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

ハミングバードは、心理療法カウンセリングのセラピールームです

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07月

精神集中のコツ

首を上げて、視線を上に向けている時、意識は自由にさまよいだします。

視線を上に向けると、視覚イメージしやすくなるので、過去の情景を思い出したり、イマジネーションを使って何かをヴィジョンとして描き出したりしているとき、人は自然にこのポジションを取ります。

逆に、神経を集中させたかったら、首の後ろが伸びるように、うつむき加減になり、視線をやや下向きにします。

こうすると、意識は自分の内側に向かいやすくなり、ふわふわ漂うのをやめて、一点に集中しやすくなります。なので、瞑想をするときなどは、このポジションを取るといいと思います。

気持ちが浮ついている時や、落ち着かない時は、左右の鎖骨が落ち合う中心部分にあるくぼみに、中指を触れる程度に軽く当てて、そのかすかな圧を感じてみてください。

不思議と気持ちがリラックスするのが感じられるかと思います。

 

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      (Chika)

 

 

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本当の自分に還る

ゲシュタルト療法を編み出したドイツの精神科医、フリッツ・パールズは、精神疾患に対してホリスティックな見解を示した人です。

パールズは、人は本来、全き存在であり、心の不調とは、本来、統合されて1つにまとまっているべきものが、部分的に分離したため、機能不全に陥った状態であると考えました。

自然には恒常性(ホメオスタシス)があり、変化が起こってバランスが崩れたときに、調和を回復して、再び元あるべき状態に戻ろうとする働きが起こります。人間の精神にも、同様に、分離して離れてしまった部分を再統合して、本来あるべき完全で調和のとれた状態に戻ろうとする働きがあると、パールズは考えました。

私は、大学院でゲシュタルト療法を習ったときは、これがどういうことか、今一つ、ピンときませんでした。

けれども、実際に現場に出て、臨床経験を積めば積むほど、パールズの深い洞察が、心という目に見えないものを説明するにあたり、非常に的を得ていることを実感するようになりました。

人は、ごく幼いころは、本来あるべき、全き存在に近い状態なのだと思います。

小さい子供は、割合、心のままに生きています。感じたことを素直にありのまま表現して、悲しかったら泣き、うれしかったら笑い、思ったことを口に出します。過去をいつまでも思い煩うことはなく、未来のことを不安に感じることもなく、現在に生きているので、今、目の前にあることに純粋な興味を抱き、没頭し、楽しむことができます。

子供は、起こった変化に自然に反応するがゆえ、すぐにバランスを回復して、本来あるべき状態に戻ることができます。なので、感情的な淀みというのものを持ちにくく、例えば、怒りは感じても、恨みを抱くことはあまりありません。

けれども、人は、成長するにつれ、社会や周囲の環境に適応するため、自分を偽ったり、否定したりすることをおぼえてしまいます。本来の純粋な欲求ではなく、人や社会の期待に応えるため、あるいは周りから攻撃されて傷つかないように、行動や思考や感情を制限するようになっていきます。

自分の身を守るため、周りに迎合するために、本当は言いたくないこと、したくないことを、言ったりしたりしてしまう。そして、自分の本当の思いはなかったことにして、自分から切り離してしまう。本当は辛いのに、辛くないふりをする。辛いと叫んでいる心の一部は、切り離してしまう。

それを繰り返すうちに、全き存在だった自分は、分断化され、機能不全に陥っていきます。

完全な自分としてではなく、自分の一部分を切り離して生きていると、100%で生きていない分、パワーダウンして気力が減少してしまいます。また、エネルギーがうまく全体に回っていないので、アンバランスになり、どこかにひずみが生まれます。

結果として、うつになったり、感情の起伏が激しくなって怒りを抑えられなくなったりする。本来自分に属している部分を分離しつづけるのは、実はとてもエネルギーを消耗する作業なので、心が疲れてくる。潜在的にはその状態はよくない、なんかしなければならないと知っているので、慢性的な不安にさいなまれる。こういったことが、起こってきます。

フリッツ・パールズは、本来の全き存在に戻ることを阻害している、自分の中の切り離された部分、表現されずに自分の中に取り残された感情のことを「unfinished business(未完成の仕事)」と呼びました。

そして、この部分にちゃんと気つき、満たしてあげれば、分離された自己の一部は再統合され、自分に還ってくる、それにより、本来あるべき完全な状態に近づくことができる、と考えました。

実際、私は、セッションの中で、ゲシュタルト療法を使うことが少なくないのですが、それによって分断されていたものが再統合された場合、その人は、やはり、おしなべて、力が戻ったと感じるようです。この場合の力とは、具体的には、気力とか活力、自信などの、自分の中のパワーのことです。

また、感情的な停滞がなくなり、感情エネルギーが循環するようになるという目に見えない変化は、マイナスの感情にとらわれなくなり、短期間で切り替えられるようになる、という感覚として、実感されるようです。

ゲシュタルト療法は、自分の本質をそのまま表現すること、自分自身とちゃんとつながって生きることの大切さを教えてくれています。そのためには、自分の中に、否定してしまっている部分、滞っている部分があれば、その存在をまず認め、それから、受け入れてあげること。そして、その部分が本当は何を欲しているか、耳を傾けてあげ、満たしてあげること。

これがちゃんとできれば、unfinished business(未完成の仕事)はfinished(完成)となり、奪われていたパワーを取り戻し、本来の完全な自分に還ることができる。そうなるほどに、人は、持っている潜在能力をより多く発揮して、より、生き生きと生きることができるのだと思います。

                                       (Chika)

 

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「気にする」ということ

今日、ジョギング中に横断歩道を渡っていた時、ふと、頭をよぎったことがありました。

それは、

「あの車はいつ左折できるだろう。」

という、どうでもいいことでした。

それは車通りの激しい大きな道だったので、その車が左折するには、しばらく待たなければならず、それが気になって、チラッとそちらを見てしまいました。

すると、その途端に、走りながらどっと疲れたので、

「そうか。気にするって、そういうことか。」

と、ひらめいたのでした。

「気にする」というのは、自分のエネルギーフィールドの中に、その対象物を取り込むこと。文字通り、自分の氣の一部にしてしまうということ、なんですね。

信号待ちをしている車に意識を向けてしまったことで、本来、そのドライバーが感じるはずである、微妙な欲求不満とか焦りという、どちらかというと不快な感情を、不必要に自分の中に取り入れてしまった。だから、ストレスを感じて、急に疲れたというわけです。

人は、よくも悪くも、意識したものに影響を受けます。意識したものというのは、すなわち、気にしたもの、自分のエネルギーフィールドの一部として取り入れたものです。

なので、人目を気にしている人というのは、人の影響を受けやすい人でもある、ということになります。

自分自身より、周囲の人たちにネガティブな意識がいっているために、その人たちの影響を受けて振り回されやすくなります。自分に意識がいっていない分、自分のエネルギーが希薄になっているので、軸がブレて不安定にもなりやすいです。また、自分のエネルギーフィールドの中に、たくさん人がいる状態なので、精神エネルギーを消耗して、疲れやすくもなります。

生きている以上、嫌なことや不快なことを避けて通すことはできません。ネガティブなものを一切取り入れないということは、現実逃避にもなってしまうし、第一、不可能だと思います。でも、私が信号待ちの車を気にしたように、不必要なものを気にして、自分の中に取り入れることは、エネルギーの無駄なので、避けられるものなら避けたほうがいいと思います。(^_^;)

どうせ、自分の中に取り入れるなら、できる限り、自分を元気にしてくれるものを選んでつながりたいものですね。

ちなみに、私は道を歩いているとき、咲いている花を気にして歩いています。いろいろな色に咲いている花は、私には光を放っているように思えて、とても魅きつけられます。花の色を意識して楽しみながら歩くと、花の持っている癒しのエネルギーを自分に取り入れることになるので、気分がよくなります。色によって、元気にしてくれるものや、静かに癒してくれるものがあり、花って、ほんとうに光のエネルギーなんだなあと思います。

今は、色々な花が咲いている季節なので、よかったら、花を気にしながら歩く散歩を、試してみてください。

                                                                                                                                                 (Chika)

 

 

 

 

 

障がいがあろうとなかろうと、子育ての基本は、皆、同じ

今まで、何度も繰り返し、お話ししてきましたが、自分の感情を受け止めてもらうと、人は安心します。
自分を理解してくれる人がいると感じます。それは、安全な居場所を作り、人への信頼感を育みます。

このことは、障がいがあろうと、なかろうと関係ありません。
全てに通じるものです。

ややもすると、障がいを持っている子どもさんには、特別な対応方法があるかのように語られる場合がありますが、私は、基本的に子育ては、皆、同じだと考えております。
「子どもが何を感じ、何を考えているか」を尊重しつつ、その子どもの理解力に合わせて教えていく、ただ、それだけだと思います。

「この子は、障がいを持っているから、これが出来なくても仕方が無い」という考えもありません。
何故なら、どんな子どもでも、世の中のルールは守り、人と関わり、社会で生きていかなければならないからです。

どの子どももやる気満々です。そして、できるととても嬉しいのです。その気持ちを大切にしていきたいと思います。

私がこのような考えを持つようになったのには、きっかけがあります。自閉症と診断がついた子どもたちの療育に悩みを抱えていた頃、ある先生と出会ったのです。様々な研修会を受けて、私なりに勉強をしていたものの、どこか府に落ちず、悶々としていた時でした。

「障がいがあると特別に扱わないとならないのか?」

特別なら特別でもいいが、どこか、子どもが尊重されないような、子どもの気持ちが二の次に扱われているような、そんな違和感に悩まされていました。
そんな時です。
仕事を通じて、当時、千葉県総合教育センター特別支援教育部、現在は、千葉県立八千代特別支援学校の田中克人先生の講演会を紹介していただきました。その講演会の内容は、今まで聞いた内容とは全く別物でした。

田中先生の考えは、以下のことを前提とし、「一人一人の子どもと対等にかかわる姿勢」を大切にしています。

 

どんな子どもでもそれぞれの事情に合わせ、その社会を生きていくことになる。
その社会をよりよく生きていくためには、「他者とかかわっていく」必要性が生じてくる。
「他者とどうかかわっていくか」は、その子どもの「幸せな人生」にかかわってくる問題であろう。

「障がいがあっても、なくても」一人一人の子どもは全く異なる個性を持っている。
目の前の子どもを一人のかけがえのない存在として認め、しっかりと向かい合う(対等にかかわる)ことから見えてくるものがある。

「目の前の子どもへの理解が深まり、同様に子どもも、大人への理解が深まる」ことで芽生えてくる「信頼関係」が、子どもを育てていくうえで何より大切である。

参考文献: 「自閉症と呼ばれる子どもたちー相談室が考えるかかわり方のちょっとしたヒントー《応用編》」  田中克人著(2007)

 

田中先生の考えに基づいて、子どもと接すると、今まで理解できなかった子どもの行動も不思議と理解できるようになったのです。パニックを起こしているその気持ち、その原因。本当に不思議と伝わってくるものがありました。

そして、今まで見えなかったその子どものできる能力。長所。次から次へと、「目から鱗」のように、「自分自身の悩み」というもやが消えていくのがわかりました。

また、田中先生の対応には、常に「何故そうするか」という根拠と目的、目標がありました。
それを学ぶことで、子どもと接する時に、「子どもの反応を見ながら適宜対応に変化をつけていく」という見通しをつけることができました。

まだまだ、不勉強な点は、たくさんありますが、子どもさんの発達に悩まれている親御さんがいらっしゃっいましたら、どうぞ、今一度、子どもさんと向き合ってみてください。
診断名に振り回されず、問題行動といわれるその行動に捉われず、我が子が何を感じ、何を考えているのか、その点に意識を向けていただければと思います。

                                                                                                                               (佐々木智恵)

パニック発作を軽減するライフスタイル

パニック発作に悩まされている方は、大勢いらっしゃると思います。

発作が実際に起きたとき、起きそうなときの対処法というのはありますが、それとは別に、発作を起こりにくくするために、普段のライフスタイルを変えていく、というのは、有効な手段だと思います。

どのように変えていけばいいか、ポイントを5つ挙げて、簡単に説明していきたいと思います。

 

1.普段から、深くリラックスする時間を、習慣的に持つ

深くリラックスするというのは、ひっきりない頭のおしゃべりをやめて、空っぽの状態にし、ただ、そこに在る状態、存在している状態を感じる時間です。呼吸法や瞑想、静かな音楽を聴く、自然の音に耳を傾ける、アロマを使う、キャンドルの炎を見つめる等、その状態を作り出すためのサポートツールは、色々あると思います。例えば呼吸法だと、実際に脳が信号を伝えて、体全体がリラックス状態に至るまで、呼吸法を始めてから4分かかるという研究結果があります。少なくとも5分以上、できれば15分くらいは時間を取って続ける方がいいと思います。リラクゼーションは、蓄積効果があるので、たまに長時間するよりは、少しの時間でも、毎日続けることにより、普段から落ち着きを得やすく、パニックが起こりにくい体質になっていくはずです。

 

2.規則正しく運動する

運動は、体にたまったストレスを発散させるために、有効な手段です。心身を興奮状態に導くストレスホルモンであるアドレナリンは、体を動かすことによって、減少させることができます。体を動かすことで、余分なエネルギーを消費しリラックスすると、体と連動している心もリラックスします。

 

3.刺激物をさける(特に、カフェイン、ニコチン、砂糖)

カフェインとニコチンは、体を興奮状態に導く刺激物で、不安症状を悪化させます。カフェインは、コーヒーだけではなく、多くの種類のお茶、コーラ製品、チョコレート、薬局の薬等に含まれています。カフェインとニコチンを控えると、不安症状が軽減するということは、よくあります。また、砂糖については、大量に摂取した後、急激に血糖値が下がり、低血糖になったとき、パニック発作と同様の状態になります。パニック症状の悪化を避けるために、砂糖を摂りすぎないように気をつけましょう。

 

4.自分の気持ちを認め、表現することを学ぶ(特に、怒りと悲しみの感情)

怒りや悲しみなどの、いわゆる否定的な感情を表現せず、抑圧する傾向にあると、気づかないうちに、漠然とした慢性的不安感を持ちやすくなります。風船が膨らむと、最後には空気圧で爆発しそうになるように、感情も、無視したり押さえつけたりしてて外に出さないでいると、だんだん内側からのプレッシャーが強まり、外にでようと暴れ出します。原因不明のパニック障害に苦しむ方を見ていると、長年にわたって無理に押さえつけた感情エネルギーがどこかに蓄積している場合が少なくないように思います。普段から、自分の気持ちにちゃんと気づいてあげ、それを感じて表現してあげる(悲しいときは泣くなど)ことは、慢性的な不安を抱えないために、大切なポイントだと思います。

 

5.より穏やかで、人生を受け入れるようなセルフ・トークとコア・ビリーフを採りいれる

セルフ・トークというのは、心のつぶやきとか、頭の中のおしゃべりのことです。これは無意識のうちに、ほぼ自動的に湧き起こってくるので、意識してキャッチしないと、通常、気づかないものです。不安症状があったり、うつ状態の人は、セルフ・トークが「~したらどうしよう」「どうせ~だ」などと、否定的な言葉づかいをしている場合が多いです。コア・ビリーフ(核となる信念)は、セルフ・トークの出所となっているものです。いわば、自分の意識の奥深くにある、「人生とは~である」「人とは~である」「自分とは~である」といった信念で、これが歪んでいたり、否定的だったりすると、落ち込みや不安、怒りといった、いわゆる否定的な感情を持ちやすくなります。セルフ・トークやコア・ビリーフを、もっと自分が生きやすくなるようなものに変えていくと、不安にとらわれにくくなり、パニック発作も起きにくくなっていくと思います。

 

以上、パニック発作になりにくいライフスタイルを、5項目ご紹介しました。人によって、どの項目を重点的に改善すればいいかは、異なると思いますが、これは、パニック発作のある人だけではなく、より不安になりにくい健康な心をもつために、すべての人に役立つポイントだと思います。よかったら、できるものだけでも、実践してみてください。

 

(参考文献:Bourne, E. J. (2000) The Anxiety and Phobia Workbook.  CA:  New Harbinger.)

 

 

 

                                                                                                                                    (Chika)

 

 


 

 

 

 

 

 

心理学講座 in 盛岡・第二弾のご案内

9月初旬に開催予定の、盛岡での心理学講座・第二弾のお知らせです。

内容:「感情の扱い方・心の癒やし方」

日時: 9月6日(土)AM: 9:30-12:00
場所: サンライフ盛岡 (仙北2丁目4-12)
内容: 心理学講座「感情の扱い方・心の癒やし方」
参加費用: 800円 (資料代込)

 

今回は、感情をテーマに、感情の性質やその作用、上手な扱い方を、詳しくお話したいと思います。「ネガティブな感情」と呼ばれる辛い感情を癒やして解放するにはどうしたらいいか、自分の本質とのつながりを邪魔するものはなにか、等についてもお話します。結構奥深い内容になっていまが、できるだけわかりやすくお伝えし、かつ、実践的な自己ヒーリングの方法も含めてお話するつもりです。

 

参加ご希望の方は、お問い合わせフォームよりお申し込みください。

                                                                                                                         (Chika)

 

 

幸せな人生を歩むために必要な根源的力

以前、「生きる力」として、「ありのままに感じ、表現する力」の話を取り上げましたが、もう少し詳しくお話しましょう。

「自分が今、何を感じているか」に気づくことは、意外に難しいものです。

大人になると、ルールや円滑な人間関係など、自分の感情よりも優先される事柄が多くなりますので、ある程度自分を抑え、周囲に合わせなければなりません。

このようなことは、家族であれ、 友人関係であれ、仕事上のことであれ、円滑に流れていくためには、当然、必要なことです。

しかし、そのようなことばかりに意識が向いていると、本来の自分の感情に気づかず、自分も周囲と同じ感情を持っていると勘違いして過ごしてしまうことがあります。

怖いのは、それが日常化してしまい、様々なことを判断する時に、周囲、あるいは、あの人は「どう判断するであろうか」と、自分ではなく他人の考えを無意識に想像し、それに基づいて判断してしまうようになることです。

しかも、その事に本人は気付いていないことが多いのです。

ところが、他人の考えを常に的確に想像できるわけではないので、迷いが生じます。
「こう考えるであろうか?」
「それともこう考えるであろうか?」と。
決めることができずに混乱してしまう。

それが、いずれ、慢性的な不安となり、漠然とした緊張感を生み出していきます。それは、心のエネルギーを消耗してしまう状態でもあります。

判断に迷った時、
「じゃあ、あなたはどう思うの?」
「どう感じているの?」
「どうしたいの?」
そう自分に問うて欲しいです。

でも、周囲優先で人生を過ごしてくると、それが難しい。自分が何をどう感じているのかわからないのです。
自分の感情に鈍感になるというのは、こういうことです。

だからこそ、小さい時から、ありのままの感情を表現するチャンスを逃さないように育てて欲しい。
もちろん、言葉で。

幼い子どもであれば、癇癪を起こした時に周りの大人が言葉で表現してあげる。
少し大きくなったら、片言の言葉を周りの大人が正しい言葉で表現してあげる。
もっと大きくなったら、子どもが表現した言葉をそのまま繰り返してあげる。
自由に表現できるようになったら、「本当の気持ちを話してくれてありがとう。」と感謝の言葉を返してあげる。
そうやって育てて欲しい。

ありのままの感情を表現して、受け止めてもらった時の爽快感は、周囲の助言や出来事を素直に受け止める力となります。

今まで「わかってもらえない」でも、「わかって欲しい」という気持ちでいっぱいになっていた心は、受け止めてもらえた瞬間、すっと波が引くようにその気持ちは消え、無の状態となり、自分や相手や周囲の状況を冷静に見つめる余裕を生むのです。

ありのままの感情を表現することは、決してわがままではありません。
表現することで、自分の感情に気づき、周囲に自分をわかってもらえるチャンスとなり、ひいては、周囲の状況を正しく理解し、円滑なコミュニケーションをもたらすのです。

そう、それは、子どもが幸せな人生を歩むための根源的な力です。

                                 

                                                                                                                                (佐々木智恵)

東京セミナーを終えて

7月12日(土)、東京での出張セミナーを開催しました。

ご参加いただいた方、電車を乗り継いてはるばるお越しいただき、どうもありがとうございました。

会場は駅からすぐでわかりやすいかなと思ったのですが、実際に行ってみると意外にわかりにくく、迷われた方も何人かいらっしゃって、申し訳なかったなと思いました。

東京でのセミナー開催は初めてで、出張セミナーはなかなか大変な点もあるので、今後、またするかどうかについては、「どうしようかなあ。ニーズがあればやってもいいかなあ。」くらいに考えていたのですが、また次も参加したいというご要望をみなさんからいただいたので、次回も、秋ごろ、別テーマで開催しようと思います。

今度は、もっと場所がわかりやすくて、かつ、天井でアイドル歌手が踊ったり、隣でドリルで壁に穴をあけたりしていない会場を探します。(-_-;)色々なハプニングにも関わらず、ご清聴いただき、ありがとうございました。<(_ _)>

次回は、できる限り料金は据え置きのまま、時間を延長し、リラクゼーションのエクササイズと質疑応答の時間を増やして、さらに充実した内容にしようかと考えていますので、よろしくお願いいたします。

 

                                                                                                                             (Chika)

 

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うつの正体を突き止める

うつは、「閉じ込められた感情」であるといわれます。

なんらかの感情が、外に出られずに、水面下で滞っている状態。

特に、悲しみや怒りを抑圧すると、気分が落ち込んで、うつに転じるといわれます。

涙を流して悲しむという行為は、心の痛みを解放するために、とても有効な手段です。

何か大切なものを失ったときに悲しむのは、自然なことだし、自分を癒やすための行為なので、必要なことでもあります。

もし、思い当たる喪失がないのであれば、なにに怒っているだろう、と自問してみるといいかもしれません。

怒りは、批判や攻撃が、自分の外に向けられている状態、うつは、批判や攻撃が、自分自身に向けられている状態なので。

大切なのは、まわりや自分を批判したり攻撃したりすることではなく、原因となっている自分の気持ちをちゃんと突き止め、感じてあげ、癒してあげることだと思います。                                                                                                                                                                                                    (Chika)

 

 

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新しいセミナー企画

現在、新しいセミナーを企画中です。(今のところ、予定は盛岡のみですが。)

今度のテーマは、感情について。

特にマイナス感情とか、ネガティブな感情といわれるものについて、その上手な扱い方、癒し方を詳しくみていこうと思っています。

一つだけいうと、感情を癒やすためには、それを否定したり、無理に変えたり、見ないふりをしたりしないで、ちゃんと受け入れて、認めて、つながってあげるということ。

切り離したり、押しやったり、抑制してしまった感情は、よけいに大きくなり、手が付けられなくなって、いずれまた戻ってきます。そして、戻ってきたときには、もっと厄介な扱いにくいしろものになっています。

感情を分離したり否定するとういことは、自分の一部を分離させたり否定するということ。

感情は、自分の中に取り入れ、統合してあげてはじめて、消化(昇華)され、消えていくものです。

ネガティブな感情とちゃんと向きあい、つながってあげることができた人は、その感情を敵ではなく味方につけることができるので、自分を癒すだけでなく、さらにパワーアップして、前に進むことができるのだと思います。

 

                                                                                  (Chika)

 

 

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