首を上げて、視線を上に向けている時、意識は自由にさまよいだします。
視線を上に向けると、視覚イメージしやすくなるので、過去の情景を思い出したり、イマジネーションを使って何かをヴィジョンとして描き出したりしているとき、人は自然にこのポジションを取ります。
逆に、神経を集中させたかったら、首の後ろが伸びるように、うつむき加減になり、視線をやや下向きにします。
こうすると、意識は自分の内側に向かいやすくなり、ふわふわ漂うのをやめて、一点に集中しやすくなります。なので、瞑想をするときなどは、このポジションを取るといいと思います。
気持ちが浮ついている時や、落ち着かない時は、左右の鎖骨が落ち合う中心部分にあるくぼみに、中指を触れる程度に軽く当てて、そのかすかな圧を感じてみてください。
不思議と気持ちがリラックスするのが感じられるかと思います。
(Chika)