盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

ハミングバードは、心理療法カウンセリングのセラピールームです

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「わかってもらえない」苦しみについて


「親に気持ちを理解してもらえない」 「自分の苦しみを誰にもわかってもらえない」。こういう思いの裏には、依存や被害者意識が隠れています。

誰かにわかってもらえないと、自分は不幸せ、というのは、自分がいい状態になるか、悪い状態になるかは、他の人次第である、ということ。 自分の幸せを他者にゆだねている、すなわち依存状態ですね。依存は被害者意識と表裏一体なので、依存が強い人ほど、あの人のせいで自分は不幸、と人のせいにしやすくなります。

そもそも、親であれ、友達であれ、配偶者であれ、自分の気持ちを隅々まで正確にわかってくれる人なんで、自分以外にいません。逆に、自分が、自分の親や、友達や、配偶者の痛みを、いつも正確に余すことなくわかってあげられるかというと、そんなことはないはずです。

自分の苦しみは、人にわかってもらえないのが当たり前。わかってもらおうなんて、望まないほうが、むしろ自立的でいいと思います。

人の痛みというのは聖域であり、個人的なものです。ほかの人が入ってきて、隅々まで覗いて、好きに変えたりするなんて、できないし、されたくもないでしょう。自分しか、本当には理解できないし、手を加えて変えたりできない領域なのです。

加えて、「誰もわかってくれない」という思いは、自分と他者を分離する意識を生み出し、孤独感を強めてしまいます。「私だけが不幸」「なんで私だけ」という気持にもつながり、辛さを深めてしまうことにもなります。

痛みというのは、個人的なものである一方で、普遍的なものでもあります。

自分が他の人の痛みや苦しみを知らないだけで、本当は、どんな人にも、それぞれ、固有の痛みや苦しみ、悲しみがあるものです。それはもう、人混みで石を投げたら当たるくらい、自分のように辛い思いをしたことがある人はいるものです。生きるということは、素晴らしいことでありうる一方、本質的に辛いものですから。

だから、一人ではない、みんな、同胞です。

誰にも理解されなくても、自分が、自分の痛みや苦しみを理解し、適切に扱うことができれば、最終的にはその苦しみを溶解し、変容することが可能です。それができる人は、同胞の苦しみに対しても、自然に慰めを与えられるようになるもでしょう。

情報量より、いかに心にフィットするか

カウンセリング中、こちらが話したことを、真面目に、逐一メモするクライアントさんがいらっしゃいますが、そういう人に限って、なかなか進展がないことが多いです。

そういう方は頭で考えるタイプで、思考が多すぎるところに問題があったりします。

情報を逃すまいとして逐一書くのでしょうが、そうすると、書くことに意識が行くので、内容が思考の浅いところにしか入っていきません。頭の表面のほうには情報があふれているけれど、心の奥まで入っていかないんですね。

大事なのは、一から十まで情報を逃さないでキャッチすることではなく、その中で、一つでも二つでもいいから、自分の中にフィットするもの、心に響くものがあるかどうか、なのです。

心に響かないと、何も変わらないのです。

ああ、そうか、と腑に落ちて納得することが、10のうち、1つでもあれば、あとの9は忘れても大丈夫なくらいです。

頭だけで考えていると、いずれ限界が来て、物事がうまくいかなくなります。自分自身、苦しくなるでしょうし、だんだんには抑うつや不安、無気力などを感じるようになり、最終的に心が病んでしまいます。

心で感じて、そこから言動を起こすようにしたほうが、人間関係でも仕事でも、ずっとうまく行くようになります。

マインド(思考)とハート(心、フィーリング)のどちらが大切かというと、後者です。

マインドは、何が正解か不正解か考えたり、安全とか利益の為に社会や他者の価値基準に合わせようとしたり、理屈や損得をもとに、言動を起こそうとします。

ハートは、理屈抜きにして、直観的に、どうしたらいいかを指し示します。自分がうれしいか、気持ちが明るく、楽になるか、それとも、暗く、重苦しくなるか、感覚を基準にして動くことを、直観的に行動すると言います。それは、一人一人、同じ人であっても、その瞬間瞬間で異なるものです。社会が作ったお仕着せの基準や、他の人の基準に従っていると、自分に一番ちょうどいいものとはずれ、自分が心地よく、楽に、幸福になれる道筋とはぐれて、迷ってしまいます。

思考が多い人は、情報はたくさん集めるけど、感じることをせず、自分の基準に照らし合わせて取捨選択することができないので、多すぎる情報の中で、迷路に入り込んで、頭が混乱し、心が不安で落ち着かない状態になりがちです。

今は、いろんな情報があふれている時代で、マインドが優勢で、ハートが薄くなりがちですね。でも、情報って、本当はそんなにたくさんいらないものです。ハートがちゃんと働いていると、探さなくても、本当に必要な情報はひとりでにやってきます。

自分の心に感覚的にフィットするかどうか。幸せになるために、どうかこれを大切にしてください。

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。

みなさまにとって、光ある、明るい1年になりますよう、お祈り申し上げます。

年末年始期間の休業のお知らせ

今年も1年ありがとうございました。

セラピールーム・ハミングバードは、12月31日から1月3日まで完全休業とさせていただきます。

その間にいただいたお問い合わせやご予約ご希望のメール等につきましては、4日以降にお返事させていただきますので、よろしくお願いいたします。

1月のご予約可能日は、 今日現在のところ、 6日(木)11時以降、15日(土)の11時~、14時~、15時~、18日(月)の午前・午後、20日(木)11時以降となっております。

通常、1~3週間先まで仕事のスケジュールが埋まっていることが多く、ご希望に沿えないことがあり、ご迷惑をおかけしております。申し訳ありませんが、上記の空きも順次埋まっていく可能性がありますので、カウンセリングのご希望があれば、お早めにご連絡くださいますようお願いいたします。

みなさまが、穏やかで心休まる年末年始をお過ごしになられますよう、お祈り申し上げます。

森を見ず、木を見る

あれもこれもやることがあって、圧倒され、気持ちが焦り、頭が混乱しているときの対処方法です。

「木を見て森を見ず」という諺がありますが、その逆のことをする。

木を見て、森を見ないようにするのです。

やるべきことが多い時、全体を見てしまうと、圧倒されます。森の木を全部切れといわれると、無理、できない、どうじよう、となりますよね。

でも、目の前の一本の木に集中して切る、と思えば、負担に感じる度合いがずっと少なくなります。

どのみち、人がいっぺんに全部の木を切ることなんてできないわけで、できるのは、一度に一本の木を切ることだけです。

それを一本一本やっていくと、気づけば、いつか森の木を全部切り終えているはず。

同じ結果に行きつくにしても、全体を見ては圧倒され、終始、焦りや不安を抱きながら終えるのと、目の前の一つにだけ集中してやり終えるのとでは、消耗の度合いが全く異なります。

一つのことに集中しているとき、脳は他のことに意識を向けなくなります。


計算式を2つ同時に解くことはできないですよね。 同時に2つ以上のこと集中することは、脳のしくみ的不可能だからです。

目の前のこと一つだけに集中すると、他のことに「気を取られる」(=エネルギーを奪われる)ことがなくなるので、精神的な消耗も必要最低限に抑えられます。

集中すると、エネルギーの焦点を一点に抑えて、大きな力を注ぐことが可能になします。太陽の光を普通に紙に当てても燃えないけど、虫眼鏡で太陽の光を集めれば、エネルギーが凝縮されるので、発火するのと同じです。

山積みの仕事であっても、しょせん、一度に一つずつしか片付けることができない。

その時、全体を見ないで、目の前の一つに集中すれば、エネルギーを拡散させて無駄に消耗することなく、より楽に、よりよく、終わらせることができるのです。