盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

ハミングバードは、心理療法カウンセリングのセラピールームです

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05月

問題から逃げないこと

環境を変えれば、問題は解決する。今度はうまくいく。

そう思って、違う職場や学校に移ったり、家がいやだからさっさと結婚したりしても、間もなくまた問題が起こってしまう。

そういうことは、多々あります。

結局、問題は環境ではなく、環境に反応する自分自身にある場合、まだそこに残って、気づいたり、学んだりすることがある場合は、違う場所に行ったとしても、自分の中に残っている本質的な問題を浮き彫りにする事柄が起こるものです。

例えば、どの職場に行ってもパワハラや、同僚のいじめにあってしまう人。

これは、自分の中の恐れや、自尊心の欠如が引き寄せている場合が多いものです。

それに気づいて、自分の考え方や感じ方、行動様式を変えない限り、どこへ行っても同じことが起こります。

どうしても辛い、これ以上はもう無理、という場合は、自分が壊れてしまうくらいなら、一時的に逃げたほうがいいと思います。でも、本当はもう少し頑張ったほうがいいとどこかでわかっているけど、楽な方へ行きたいから逃げよう、と思うなら、もう少しとどまってチャレンジしたほうがいいかもしれませんね。

結局、お金を借りたら後で利息がついてもっと支払いが大変になる、みたいに、一時的に楽をしても、後でさらに困難なレッスンになって返ってくると、しんどいのは自分ですから。

必ずしも楽ではなくても、本当に自分が幸せになる道を選んで歩きたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グループセラピー・ご感想

グループセラピーのご感想を新たにいただきましたので、掲載させていただきます。

 

☆最初は心理学を学びたく参加していましたが、回数を重ねていくうちに、自分の心までほぐれていき、いろんな感情に気づかされました。Chikaさんの教え方は分かり易くすぐ身につきます。これからも続けて身近な人たちにも伝えていけたらと思います。

                                       (S.N.さま)

 

☆私は、自分たちの感情の扱い方や、心のしくみについて学んでみたいと思い、ハミングバードのメンバーにしていただきました。

 いままでに「慢性的不安への対処」「感情の扱い方」「対人関係保持スキル」「マインドフルネス」等、それぞれのテーマに従って多くの知識と具体的な活用法を学んできました。 

 重いテーマの割には、やさしくステキな先生方がなごやかに進行してくれるので、参加してとても楽な気分になります。アメリカでも豊富な臨床経験をされている先生ならではの驚きのエピソードを聞くことができたり、数々のリラクゼーションの体験ができることも楽しみです。自分の心の中で、こんがらがって心を縛り付けている紐を少しずつほどいて行ったり、思いっきり空回りしている心に、そっとやさしい声をかけて休ませてあげたり、無理なく「しかたないね」が言えたりとか、いろいろな体験をすることができました。

 他のメンバーもそれぞれの体験を得ていると思います。

 私たちの勉強も1年半以上たちました。その間にメンバーの中には、はた目にも素晴らしい変化をみせてくれる人たちがいます。

 私も地味ですが自分では内面が変化していると確かに感じています。自分の心の呼吸を自分のものとして味わい感じる感覚をつかみかけています。それは自然で楽な気分の日常生活につながるものです。

 普段の生活の中では、なかなか得ることのできない素晴らしい勉強会に参加できていることを本当にラッキーだと感じています。

                                      (A.熊谷さま)

 

素敵な感想を本当にありがとうございました。

グループセラピーは、引き続き、土曜に加え、日曜のメンバーも若干名募集中です。興味がある方はご連絡お待ちしております。                          
  

 

 

 

 

 

 

 

気の回路の接続先

自分の気(エネルギー)をどこに注いだか振り返るのを毎日の習慣にしよう。

気が体を離れているときにどう感じるかに注意を払い、なぜ、どこに行ってしまったのかを評価してみるのだ。

もしも自分の気を流出させてしまうような対象にくっついていたら、そこから自分を「切り離す」よう命ずる。

体から気が流出しているとき、逆に体内に入ってきているときの流れを感じ取ることを学ぶ。

それは意識するだけでできることだ。

怒ったり、恐れを感じたりして、気が出て行ってしまっているときの感触はもう知っているだろう。

即座に体が弱くなるのをかんじるはずだ。

激しい頭痛や腰痛になってしまう人もいる。体の症状は、どんなものであっても、エネルギーを失っている信号だと解釈しよう。

自分から積極的に行動にでるには、まず気の回路を力と光で満たしてくれるポジティブなものに向けることだ。

(「チャクラで生きる」キャロライン・メイス著 川瀬勝訳 サンマーク文庫)

 

何かに気を取られているとき、私たちは、文字通り、「気を取られて」います。キャロライン・メイスの言葉を借りると、「エネルギーを流出させている」ということです。

わかりやすい例でいうと、一緒にいて、疲れる人と、元気になる人がいますね。疲れる人は、たいてい、自分がエネルギー不足なため、無意識に周りからエネルギーを吸い取って補給しようとしている人です。こういう人といると、気を奪われるので疲れます。具体的に言うと、人の話を聴かないで一方的にしゃべる人、自慢する人、人を力で支配しようとする人、犠牲者の役割を演じて、人の関心を引こうとする人など。また、例えいい人であっても、性質や好みが違いすぎて「気が合わない」人と一緒にいると、異質なものに無理に合わせようとして「気を使う」ので、疲れます。

前向きで力強い、あるいは穢れのない清浄なエネルギーに満ちた人は、周りにもエネルギーを与えてくれるので、一緒にいると、元気になったり癒されたりします。

一緒にいない時でも、その人のことを考えるだけで、私たちの気は身体から流出して消耗したり、反対に気をもらって元気になったりします。なので、誰かに憎しみや恨みを抱くと、損なのです。憎しみや恨みの感情が、気を奪う相手と自分をくっつける接着剤の役割を果たすので、その人のことをついつい考えて「気を取られ」やすくなり、私たちはエネルギーを失って心身ともに消耗してしまうことになるからです。これは、対象が人でなくても同じです。恐れもまた、強力な接着剤になるので、恐れの対象、すなわち不安に思うことを延々考えて、エネルギーを消耗させてしまうことになります。

どうせなら、元気をもらえる対象に、気の回路を接続したほうがずっと得ですね。そういう対象として選ぶのは、必ずしも生きている人に限らず、歴史上の人物でも、想像上の存在でもOKです。困難を切り抜けて成功した人、気高い存在、花や木、川、星、太陽などの自然に属するものからは、パワフルなエネルギーや清らかなエネルギーをもらうことができます。

「気の回路を力と光で満たしてくれるポジティブなものに向ける」方法として、キャメロン・メイスは、下記の例をあげています。

A)信仰の対象(聖人など)や、太陽、その他大自然を表すものと回路がつながるようすを思い浮かべる。

B)呼吸を使って、回路をつなげたり、切り離したりする。  

1)息を吸うとき、自分の気を奪っている対象からそれを取り戻していると想像する。

2)息を吐くまえに、力と強さを表す象徴を思い浮かべる。

3)その象徴と融合し、それが常に自分に流れ込んでくるよう、意図しながら、息を吐く。

呼吸というのは、気をコントロールするのにとても重要な役割を果たすので、是非、取り入れてみてください。ちなみに、私は上記の通りではなく、吸うときに自分の中にいいものを取り入れるようにし、吐くときにいらないものを手放すようイメージする方が好きです。自分がやりやすいように実践してみてください。