環境を変えれば、問題は解決する。今度はうまくいく。
そう思って、違う職場や学校に移ったり、家がいやだからさっさと結婚したりしても、間もなくまた問題が起こってしまう。
そういうことは、多々あります。
結局、問題は環境ではなく、環境に反応する自分自身にある場合、まだそこに残って、気づいたり、学んだりすることがある場合は、違う場所に行ったとしても、自分の中に残っている本質的な問題を浮き彫りにする事柄が起こるものです。
例えば、どの職場に行ってもパワハラや、同僚のいじめにあってしまう人。
これは、自分の中の恐れや、自尊心の欠如が引き寄せている場合が多いものです。
それに気づいて、自分の考え方や感じ方、行動様式を変えない限り、どこへ行っても同じことが起こります。
どうしても辛い、これ以上はもう無理、という場合は、自分が壊れてしまうくらいなら、一時的に逃げたほうがいいと思います。でも、本当はもう少し頑張ったほうがいいとどこかでわかっているけど、楽な方へ行きたいから逃げよう、と思うなら、もう少しとどまってチャレンジしたほうがいいかもしれませんね。
結局、お金を借りたら後で利息がついてもっと支払いが大変になる、みたいに、一時的に楽をしても、後でさらに困難なレッスンになって返ってくると、しんどいのは自分ですから。
必ずしも楽ではなくても、本当に自分が幸せになる道を選んで歩きたいものですね。