ほとんどの感情は思考によって生まれるので、思考がネガティブだと、当然、ネガティブな感情を抱くことになります。
ネガティブな感情というものは、不快なものなので、もちろん、好き好んでネガティブな気持ちになりたい人はいないでしょう
ポジティブな思考に切り替えられたら、気分がよくなるとわかっていても、長年の癖で視点がネガティブになっている人は、そう簡単にポジティブ思考にはなれません。
「こんな思考は持っていたくないから、さっさと手放して、もっと前向きな思考に切り替えよう。はい、切り替え完了。ああ、いい気分。」
とは、なかなか、いきませんよね。
自分の思考や感情を強制的に変えようとしても、苦しくなるだけです。無理をすると、ひずみで、よけいにネガティブな感情が強まるのが関の山です。
そんなときにお勧めの方法です。
いきなり、
「ネガティブ思考 ⇒ ポジティブ思考」
にするのではなくて、まず、
「ネガティブ思考 ⇒ 思考することをやめる」
のです。
瞑想などで、いったん、頭を空っぽにする、というステップを挟みましょう。
呼吸に集中し、吸う息、吐く息を、体で感じながら呼吸をする呼吸法は、頭を無にするのに効果的です。吸ったり吐いたりするたびに、鼻孔を通る空気を感じたり、お腹や胸がどう動くか、感じながら呼吸するだけで、思考が鎮まり、気持ちもニュートラルになっていきやすいです。
あるいは、数分間、すべての問題を横に置いて、自分が、ただ、あるがまま、この世界に存在することを許す、「無作為の瞑想」もおすすめです。数分間だけ、何かを解決しようとしたり、変えようとしたり、自分ではないものになろうとしたりするのをやめるのです。頭の中で奮闘するのをやめ、一切の抵抗を手放し、自分にあるがままの状態であることを許すと、自分という存在は、安心して、力を抜き、リラックスすることができます。脳も思考を手放し、活動を休息することができます。
こうして、頭の中の思考がなくなって、或いはまばらになり、心が静かになってからの方が、ずっと容易にポジティブ思考になりやすいですし、気持ちも切り替えられやすいものです。
