盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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2026年

嫌いな人に影響されなくなる方法

この世の中は、気の合う人ばかりではありませんね。人生の旅路で、苦手な人に時々巡り合うのは、ごく、自然のことです(だって、そのほうが学びになって、人は成長しますから)。

けれども、誰かを嫌いになってしまい、そこにエネルギーを取られてしまうのは、とてももったいないことですね。

嫌いだとか、腹が立つとか、怖いとか思うほどに、その人のことを考えてしまって、ますます苦手になり、気づいたら、自分の生活まで支配されてしまう。いつも頭の中にその人が住み着いていて、自分を苦しめる。

こうなると、消耗してしまい、気づいたら、とても疲れている、ということが起ります。もっと生産的なことに使えたはずのエネルギーを、大量に無駄に消費されている証拠ですね。

こういうことが起ったとき、まず気づいてほしいのは、本当は、相手の存在自体が悪いのではなく、自分が相手にくっつけてしまっているイメージが、自分自身を苦しめているということです。もし、それに気づけず、受け身のままでいると、被害者意識にはまってしまい、自分の意識における相手の存在が強大になっていき、心に悪影響を受け続けることになります。

今回は、そうならないよう、自分の脳内にある苦手な相手のイメージを変えることで、嫌いな人の影響力を小さくする方法をご紹介します。

①サイズを縮小する

苦手な相手が、自分の横に立っているところをイメージしてください。恐らく、不快な感じがすると思います。

次に、コピー機の倍率変換ボタンを押したときのように、その人の姿を70%に縮小してみてください。どんな感じがしますか。

さらに、50%、30%、10%と、縮めていってください。10分の一の大きさになって、足元に見下ろすくらいになったら、嫌だとか、怖いとかいう感じは、ずいぶん減ったのではないでしょうか。

大きいものより小さいものの方が、威圧感がなく、影響力がないので、苦手な人の姿を、イメージの中で小さくすると、影響されにくくなります。

②声を変える

これは、怒鳴られたとか、不快なことを言われたなど、その人の声が印象に残っているとき、効果的な方法です。

嫌いな人の声を、脳内変換させて、実際よりも甲高い声にしてみてください。目玉のおやじとか、ミッキーマウスなどの声がお勧めです。声に限らず、音というのは、重低音の方が脅威を与え、高音や小さい音は、あまり怖いという感じを与えません。これは、人間だけでなく、動物もそうで、自然界で脅威を与えるものは、低い音(動物の唸り声など)が多いので、そのように脳に組み込まれているからだそうです。

でも、嫌いな人の声が、もともと甲高い声という場合もあるでしょう。そういう場合は、ヘリウムを吸わせた時の変な声や、面白おかしいしゃべり方のアニメのキャラクターの声にして、アフレコしてみるといいでしょう。

または、脳内で音量ボタンをイメージし、音量を下げて、小さくするという方法もあります。

③嫌いな人のイメージに、面白いテーマソングをつける。

その人が脳内に登場してきたら、吉本新喜劇のテーマソングをつけるとか。イメージがかけ離れていて無理そうだったら、もう少し寄せて、プロレスの炎のファイターをBGMに流すとか?

ちょっと笑えて、嫌だという思いが薄れたらしめたものです。嫌な人の、嫌だという、暗い、固い、冷たい波動が、明るく、柔らかい波動にふわっと変化すると、動きが出て、意識の中から出て行ってくれやすくなるからです。

以上は、NLP(神経言語プログラミング)という療法の、サブモダリティチェンジというスキルを応用したものです。

人は、何かを経験した時、資格、聴覚、身体感覚、嗅覚、味覚の五感を通して記憶にインプットします。この五感の感覚を、サブモダリティといいます。サブモダリティチェンジとは、記憶を呼び起こしたときの感覚を意識的に変えることで、自分の中に刻まれた体験にまつわるネガティブな印象を変えるというスキルです。

頭の中にこびりついて、繰り返し起こる情景(フラッシュバック)の軽減にも使えるので、トラウマの治療にも使われる方法です。

よかったら試してみてくださいね。

ポジティブになれない時の切り替え方

ほとんどの感情は思考によって生まれるので、思考がネガティブだと、当然、ネガティブな感情を抱くことになります。

ネガティブな感情というものは、不快なものなので、もちろん、好き好んでネガティブな気持ちになりたい人はいないでしょう

ポジティブな思考に切り替えられたら、気分がよくなるとわかっていても、長年の癖で視点がネガティブになっている人は、そう簡単にポジティブ思考にはなれません。

「こんな思考は持っていたくないから、さっさと手放して、もっと前向きな思考に切り替えよう。はい、切り替え完了。ああ、いい気分。」

とは、なかなか、いきませんよね。

自分の思考や感情を強制的に変えようとしても、苦しくなるだけです。無理をすると、ひずみで、よけいにネガティブな感情が強まるのが関の山です。

そんなときにお勧めの方法です。

いきなり、

「ネガティブ思考 ⇒ ポジティブ思考」

にするのではなくて、まず、

「ネガティブ思考 ⇒ 思考することをやめる」

のです。

瞑想などで、いったん、頭を空っぽにする、というステップを挟みましょう。

呼吸に集中し、吸う息、吐く息を、体で感じながら呼吸をする呼吸法は、頭を無にするのに効果的です。吸ったり吐いたりするたびに、鼻孔を通る空気を感じたり、お腹や胸がどう動くか、感じながら呼吸するだけで、思考が鎮まり、気持ちもニュートラルになっていきやすいです。

あるいは、数分間、すべての問題を横に置いて、自分が、ただ、あるがまま、この世界に存在することを許す、「無作為の瞑想」もおすすめです。数分間だけ、何かを解決しようとしたり、変えようとしたり、自分ではないものになろうとしたりするのをやめるのです。頭の中で奮闘するのをやめ、一切の抵抗を手放し、自分にあるがままの状態であることを許すと、自分という存在は、安心して、力を抜き、リラックスすることができます。脳も思考を手放し、活動を休息することができます。

こうして、頭の中の思考がなくなって、或いはまばらになり、心が静かになってからの方が、ずっと容易にポジティブ思考になりやすいですし、気持ちも切り替えられやすいものです。

どうせ比べるなら

人は、自分が不幸せな時は、自分より幸せそうな人に目が行き、羨ましく思ってしまいがちです。でも、それでは、「何で自分だけ」とみじめな気持ちになるのが関の山。

だけど、本当は、世の中には、自分よりも恵まれず、もっと壮絶な思いをしている人は、いつでも、たくさんいます。

どうしても比較しなければならないなら、自分より恵まれていない人に目を向け、自分と比較してみてください。

自分はそこまで辛くない、と思えて、少し気が楽になるはずです。

お勧めは、大変な境遇にいる主人公が困難を乗り越え、成功したり、幸せになったりする、ハッピーエンドの映画や本を見ることです。自分の辛さを忘れ、かつ、勇気をもらえ、前向きな気持ちになりやすいからです。自分の辛さと重ね合わせ、未消化の感情があふれて浄化される、カタルシス効果が起こる可能性もあります。

個人的なお勧め映画は、「しあわせの隠れ場所(The Blind Side)」「幸せのちから(Pursuit of Happyness)」です。どちらも、とても辛い境遇の主人公が成功をつかむ話ですが、主人公の誠実で気高い人間性が、道を切り開き、幸せになっていく鍵になっているところがとても印象的です。

よかったら、見てみてくださいね。

強迫性障害について

先日、お問い合わせがあったので、今日は、強迫性障害についてお話してみたいと思います。

強迫性障害は、強迫観念と強迫行為の2つから成る精神疾患です。

強迫観念とは、繰り返し、執拗に頭の中に入ってくる、不快な考え(病気になる等)やイメージ(恐ろしい場面等)、衝動(誰かを刺し殺す等)などです。

強迫行為(儀式)は、強迫観念に突き動かされて、もしくは独自の厳格なルールに則って、遂行しなければならない、と感じる反復行動(手洗い、色順に並べる、蛇口やコンセントの確認、同じルートを歩くetc.)や脳内行為(頭の中で数を数えたり、言葉を繰り返すetc.)のことです。

ウイルスに感染しないように手洗いをするのは、誰でもやるであろう普通の行動ですが、強迫性障害における強迫行為は、「感染を防ぐために1時間手を洗う」等、過剰な行為であったり、「大事な人が危険な目に合わないために、ものを左右対称に並べる」等、非現実なことが多いです。

割とよく目にするのが、車の運転後、人にぶつかっていないか気になって、長時間かけてドライブレコーダーを再生して確認するケースです。ストーブを消したか、コンセントを抜いたか、鍵を閉めたか等も、強迫行為の確認行為に該当します。

通常、強迫行為は、強迫観念を消すために行います。つまり、不安を消して、安心を得るための行為であり、強迫性障害の方の心の奥には、強い不安が潜んでいます。

強迫性障害は、過度な責任感、完璧主義、過剰な危機感、不確実なことへの不耐性、強いコントロール欲求、思考を重視しすぎる傾向などの特性がある人が比較的り患しやすいです。

こうあるべきと強制されたり、頻繁に批判される生い立ちがあり、ありのままでいることを許されなかったり、幼少期でも成人してからでも、虐待やいじめ等、自我を脅かされるような何らかのできごとがあったりした場合、不安の土壌ができてしまい、強迫性障害を発症することがありますね。

治療方法としては、強迫観念のいうことに耳を傾けないことが大事で、教科書的には露出療法(あえて、恐れていることに身をさらし、慣れる)が効果的とされています。

強迫観念が頭の中に起こったとき、その思考のいうことを聞いて、思考が命ずること、欲すること(強迫行為)をしてしまうと、強迫行為はどんどん強化されてしまいます。反対に、強迫観念に注意を払わないで、いうことを聞かなければ、最初は、強迫観念は「自分のいうことを聞かないと、怖いことが起るぞ!」と脅しをかけようとするでしょうが、そのうち、「言っても相手にしてくれない。無駄だ」とあきらめて、声を発しなくなります。

また、嫌なイメージは、いいイメージで上書きをするなどの方法も、役に立ちます。

ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)という療法の、脱フュージョンというテクニックも、強迫観念はもちろんのこと、有害な思考、役に立たない考え(不安を強めるだけのぐるぐる思考など)を流すためにとても使える方法です。

ちなみに、何度も整形を重ねたマイケル・ジャクソンがなっていたかもしれない身体醜形障害、ごみ屋敷にしてしまう人がなりがちなためこみ症、抜毛症や皮膚むしり症も、強迫性障害のカテゴリーに入る疾患です。

露出療法も効果があるとは思いますが、個人的には、強迫性障害の人の心の底に横たわっている、強い不安が形成された背景に気づかせてあげ、それにまつわる、未解消の感情を解消してあげることが、根本的な改善には必要だと思います。

開運する思考のあり方

年始ということで、運を開く思考のあり方について、お話したいと思います。

自分を取り巻く環境や人との関わり、出来事の中で、ありがたいこと、ラッキーなことに目を向けると、開運につながります。

逆に、人と比べてどうして自分はついていないんだろう、とか、あの人のせいでこうなった、とか、自分はどうしてこんなにダメなんだろう(「あの人のせいで」の自分バージョンですね。他責も自責も、誰かを責めることという意味では同じです)等の思考は、運気低下につながります。

思考というエネルギーを注げば注ぐほど、その事象は増幅し、もっと目の前に現れるようになるので、ありがたいことやラッキーなことを探して、そのことを意識に置けば、同様の性質のものが自分の人生に現象として現れやすくなります。

その逆も真なりです。

人それぞれ、思考の癖というのがあって、自分を取り巻く環境の中で、本当はありがたく、幸いなことがすぐそばに転がっていても、それを見ることなく、わざわざよくないことばかり探し、それを繰り返し考える人がいます。そうすると、不快な感情を作り出し、不運なできごとがどんどん起こってくるのは必至です。

例え、もし、嫌なことがあったとしても、そこから何を学べるかを考え、それを生かしてよりよい未来を作るための教訓にすれば、その出来事は不運なできごとではなくなります。未来の自分から見れば、「確かに辛かったけど、あれがあって幸いだった」という、ポジティブな出来事になるでしょう。

本来、できごとそのものはニュートラルであり、いい、悪いというのは、人それぞれの見方、ひいていえば、意識のあり方が決定します。意識のあり方は、その人が体験する現実を作り出します。

ありがたいこと、ラッキーなことを探す癖をつければ、意識の状態はポジティブに変わっていき、よい現象を現実化していくというわけです。

謹賀新年

本年もよろしくお願いいたします。

光と愛は同義語です。その根源は自分の中にあり、まず自分から発することで、自他とも幸せにし、自らの幸せな人生、ひいては幸せな世界の創造へと発展していきます。

みなさんにとって、光あふれる一年になりますように、心からお祈り申し上げます。

                               2026年元日