この世の中は、気の合う人ばかりではありませんね。人生の旅路で、苦手な人に時々巡り合うのは、ごく、自然のことです(だって、そのほうが学びになって、人は成長しますから)。
けれども、誰かを嫌いになってしまい、そこにエネルギーを取られてしまうのは、とてももったいないことですね。
嫌いだとか、腹が立つとか、怖いとか思うほどに、その人のことを考えてしまって、ますます苦手になり、気づいたら、自分の生活まで支配されてしまう。いつも頭の中にその人が住み着いていて、自分を苦しめる。
こうなると、消耗してしまい、気づいたら、とても疲れている、ということが起ります。もっと生産的なことに使えたはずのエネルギーを、大量に無駄に消費されている証拠ですね。
こういうことが起ったとき、まず気づいてほしいのは、本当は、相手の存在自体が悪いのではなく、自分が相手にくっつけてしまっているイメージが、自分自身を苦しめているということです。もし、それに気づけず、受け身のままでいると、被害者意識にはまってしまい、自分の意識における相手の存在が強大になっていき、心に悪影響を受け続けることになります。
今回は、そうならないよう、自分の脳内にある苦手な相手のイメージを変えることで、嫌いな人の影響力を小さくする方法をご紹介します。
①サイズを縮小する
苦手な相手が、自分の横に立っているところをイメージしてください。恐らく、不快な感じがすると思います。
次に、コピー機の倍率変換ボタンを押したときのように、その人の姿を70%に縮小してみてください。どんな感じがしますか。
さらに、50%、30%、10%と、縮めていってください。10分の一の大きさになって、足元に見下ろすくらいになったら、嫌だとか、怖いとかいう感じは、ずいぶん減ったのではないでしょうか。
大きいものより小さいものの方が、威圧感がなく、影響力がないので、苦手な人の姿を、イメージの中で小さくすると、影響されにくくなります。
②声を変える
これは、怒鳴られたとか、不快なことを言われたなど、その人の声が印象に残っているとき、効果的な方法です。
嫌いな人の声を、脳内変換させて、実際よりも甲高い声にしてみてください。目玉のおやじとか、ミッキーマウスなどの声がお勧めです。声に限らず、音というのは、重低音の方が脅威を与え、高音や小さい音は、あまり怖いという感じを与えません。これは、人間だけでなく、動物もそうで、自然界で脅威を与えるものは、低い音(動物の唸り声など)が多いので、そのように脳に組み込まれているからだそうです。
でも、嫌いな人の声が、もともと甲高い声という場合もあるでしょう。そういう場合は、ヘリウムを吸わせた時の変な声や、面白おかしいしゃべり方のアニメのキャラクターの声にして、アフレコしてみるといいでしょう。
または、脳内で音量ボタンをイメージし、音量を下げて、小さくするという方法もあります。
③嫌いな人のイメージに、面白いテーマソングをつける。
その人が脳内に登場してきたら、吉本新喜劇のテーマソングをつけるとか。イメージがかけ離れていて無理そうだったら、もう少し寄せて、プロレスの炎のファイターをBGMに流すとか?
ちょっと笑えて、嫌だという思いが薄れたらしめたものです。嫌な人の、嫌だという、暗い、固い、冷たい波動が、明るく、柔らかい波動にふわっと変化すると、動きが出て、意識の中から出て行ってくれやすくなるからです。
以上は、NLP(神経言語プログラミング)という療法の、サブモダリティチェンジというスキルを応用したものです。
人は、何かを経験した時、資格、聴覚、身体感覚、嗅覚、味覚の五感を通して記憶にインプットします。この五感の感覚を、サブモダリティといいます。サブモダリティチェンジとは、記憶を呼び起こしたときの感覚を意識的に変えることで、自分の中に刻まれた体験にまつわるネガティブな印象を変えるというスキルです。
頭の中にこびりついて、繰り返し起こる情景(フラッシュバック)の軽減にも使えるので、トラウマの治療にも使われる方法です。
よかったら試してみてくださいね。
