盛岡(6/28)&東京セミナー(7/12)のお知らせ

先日、盛岡の中央公民館で開催したセミナー「慢性的な不安とその解消法について」に参加された方から、郵送で、お手紙をいただきました。

ご本人と連絡を取って承諾を得ていないため、内容は控えさせていただきますが、セミナーとてもよかったですというご感想と、また開催してほしいというリクエストが書かれていました。

とても励みになり、かつ、かわいいクマの便箋に癒されました。

メールではなく、手書きのお手紙なので、その方のお気持ちや素敵なお人柄がダイレクトに伝わってきて、より一層うれしいです。

本当にありがとうございました。(*^_^*)

 

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個人セッションでなく、グループセミナーであっても、それが必要なタイミングであり、かつ、受ける側の豊かな感性と鋭い洞察力という土壌があればなおさら、必要な意識のシフトと、それに伴う気持ちの変化が起こるものだと、改めて思いました。

こんな風に喜んでいただけて、お役に立てるなら、別のテーマでもまた、セミナーを企画しようかと考えています。(まだ、考えているだけで、具体的じゃありませんが…(^_^;)。)

 

盛岡では、あと1回、6月28日(土)14時~に、サンライフ盛岡で、このセミナーを行います。内容の詳細は、こちらと同じです。

東京では、7月12日(土)15時~に、押上(スカイツリー前)駅近く会場で行います。東京セミナーの 詳細については、こちらをご参照ください。

 

参加ご希望の方は、お問い合わせフォームまたはお電話(019-681-2268)でお申込みください。(※お問い合わせフォームよりお申込みいただいて、2日たっても返信がない場合は、届いていない可能性があります。お手数ですが、その際は、再度ご連絡いただけるようにお願いいたします。)

 

ご参加お待ちしております。 

                                                          (Chika)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

 

 

 

 

 

 

 

 

人工的に悩みを取り除くということ

戦後、ロイコトミー(頭前野白質切断術)という手術が一時的に流行ったことがありました。

これは、外科手術で脳の一部に傷をつけることにより、不安や落ち込みを覚えなくさせるという、当時は画期的な方法で、不安や抑うつが強い患者に用いられたようです。

しかしながら、この手術には、不安や落ち込みをなくすという効果と引き換えに、別の大きな問題を生じさせるということが、実際に手術を重ねるうちにわかってきました。

この手術を受けた患者は、社会的に機能できなくなるほど、人格が変わってしまうのです。

所構わず失禁し、ヘラヘラ笑っている。失業して、経済的に困窮しても気にせず、奥さんと小さい子供が路頭に迷っても意に介さない。

結局、悩む能力を奪うということは、人としての尊厳を奪い、人格を破壊するということに他ならないのでしょう。

これは、とりもなおさず、悩む力は、人間に自然に備わったものであり、社会的に機能していくため、ひいては問題に直面してそれを解決し、自分を向上させていくためにも、必要なものであるということを物語っています。

ロイコトミーは、その効能の疑問点と副作用のために、行われなくなりました。おそらくその後、向精神薬の開発が進み、脳手術で治療しなくても、不安や抑うつには薬で対処できるようになったということもあると思います。

概して向精神薬には、神経伝達物質の分泌を操作して、感情シグナルを人工的にコントロールするという作用があります。

それを考えると、向精神薬を使いすぎることは、やはり、人の精神を益するよりは害を及ぼす結果にならないかと、個人的には危惧をしてしまいます。

私は精神科医ではなく、薬は処方しないので、向精神薬については専門外ですが、アメリカの大学院のカウンセリング教育課程では、大まかな薬についての知識を学ぶ機会はあるし、実践的にも、薬物治療を受けているクライアントさんを大勢診てきたので、一般の人よりは、その作用に触れる機会があったかと思います。

例えば、現在、鬱や不安症状緩和のために、一般的に使われているSSRI(Selective serotonin reuptake inhibitors=選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬は、セロトニンが伝達する経路を邪魔して、再吸収されないようにすることで、セロトニンの活動を活性化する作用があります。セロトニンを司る神経物質は、脳内に広く分布して、情報を伝えます。例えば、俗に快楽物質といわれるドーパミンや、興奮作用のあるノルアドレナリンなどの感情的な情報を操作し、精神を安定させる作用があります。

SSRIは、10年ほど前には、副作用のない画期的な抗鬱剤で、依存性も少なく安全であると言われていましたが、使用が広まるにつれ、場合によっては深刻な副作用を及ぼしうることがわかってきました。具体的には、SSRIを使うことにより、恐怖感がなくなり、攻撃性や衝動性が高まる可能性があるといわれています。実際に、SSRIを使用したことで、自殺願望が高まり、実行するに至ったケースがあり、アメリカでは裁判沙汰になりました。

専門家ではない私が、素人目で思うのは、薬を使って、特定の神経物質を、長期にわたって無理に増やし続けたら、脳や神経、ホルモンを含め、肉体に多大な負担がかかるのではないか、ということです。また、自然にドーパミンやノルアドレナリンなどの物質を作り出す力が奪われてしまい、薬なしでは正常に精神を機能させることができなくなってしまうのも、怖いことだと思います。一時的には気分が改善されるかもしれませんが、薬で感情をコントロールすると、代償が大きいのではないかと思います。

以前、アメリカで私のクライアントさんだった方は、家族が何人も自死しておられ、特に弟さんが自死する前、かけてきた電話にちゃんと応対しなかったことで、大きなトラウマを抱えておられました。彼女は、長年にわたって、麻薬を常用して、押しつぶされそうな罪悪感から気を紛らわせ、麻薬をやめてからは、痛み止めや向精神薬を多量に常用していました。初めて会ったとき、彼女の表情は固まってしまったように無表情で、声に抑揚もなく、薬によって長年、自然な感情を麻痺してきた人特有の様相を呈していました。

その後、カウンセリングで少しずつ話をするにつれ、彼女の表情は活気を取り戻し、今まで触れることさえできなかった、弟さんの自死についても、ほんの少しなら話ができるようになりました。とても楽になった、ありがとう、とその時は感謝してくれた彼女でしたが、やはり、心の傷の深いところを見ることを、とても怖がっており、それ以上のプロセスを進めることはあまりできませんでした。亡くなったほかの家族の方や、生い立ちに関しては、一切話をすることができず、少し何かあれば、異常におびえてパニックになってしまうのです。

彼女は、感情を長年抑圧してきた人によくあるように、体のあちこちに痛みがでており、一般の開業医から麻酔薬を処方してもらっていたのですが、ある時、処方量以上を摂取していることが医師にばれて、処方をストップされました。(アメリカでは向精神薬の依存が社会的な問題になっていて、患者に何かあった場合、医師の責任になるので、医師は近年、あまり依存性の高い処方したがらなくなっています。)明らかに彼女は、体の痛みだけではなく、心の痛みを麻痺させるために、薬を常用していたのです。それが切れると、正常に機能できなくなるため、半狂乱になって、私のオフィスにやってきました。

最後の方には、彼女は、薬がないとやっていけない、なんとか私からも医者を説得してくれないかと懇願するばかりで、セッションに来ても、カウンセリングどころではありませんでした。実際、彼女が処方薬を過剰摂取してしているのは明らかで、オフィスに来て、書面にサインしてもらおうとしても、ペンが持てない、署名も満足にできない、というありさまでした。彼女の状態を危惧した私は、守秘義務を破って、彼女の夫に電話し、彼女から目を離さないよう、伝えました。

その後しばらくして、彼女は、薬の過剰摂取により、亡くなりました。自死ではなく、ショック死だったようです。長年にわたる大量の薬が、彼女の体に耐えきれないほどの負担をかけていたのだと思います。

心の痛みは、薬で麻痺させることはできても、癒すことはできないと思います。

感情を感じることは、時には辛いものですが、必要だから起こっていることなのです。感情という情報のサインを遮断してしまうと、一時的に苦しみは減るように思われるかもしれませんが、結局、自分の人生を豊かにする術を失うことにもなるのだと思います。

悩んだり落ち込んだりするということは、自分の内面へ目を向けて、必要な癒しを与え、人間として成長し、人生にもっと大きな喜びをもたらすための機会にもなりうるということ。その機会を奪うということは、人間らしさを奪うということにもなりうるのだということ。

薬を飲まなければ、生きていけないほど辛いことも、人生には起こりうると思うし、向精神薬が絶対にダメだとは私は言えませんが、そのことは念頭に置いておいてほしいなと思います。

 

                                                 (Chika)

 

 

 

 

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東京セミナー 日時変更&追加

東京セミナーの変更のお知らせです。

本当に申し訳ありませんが、都合により、セミナー日時を19日の14時~16時から、12日の15時から17時に変更させていただきます。

大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承お願いいたします。<(_ _)>

 

また、このセミナーでは、最後に音と香りのリラクゼーションの時間を予定しておりますが、その際は、癒し効果があるとされている、クジラの声と、シンギングボウルを組み合わせたヒーリングを行います。

 

さらに、参加者の方には、ささやかなプレゼントとして、セラピーグレードの高品質の精油で作った、手作りのアロマ・スプレーを差し上げます。

よろしくお願いいたします。                                

                                             (Chika)

 

 

リクエストにお応えして

ネコの写真を見たいというリクエストをいただいたので、一挙公開いたします。

大きいほうが年下のミミ、小さいほうがニャンさん。どちらも男の子です。

アメリカから飛行機で連れてきました。

アメリカでも、州をまたいで移動させたことが何度かあり、日本でも、大阪から盛岡まで飛行機に乗っているので、結構な旅行家です。(あちこちへ引っ越す癖のある私が飼い主なばっかりに、ご迷惑をおかけしてます。(^_^;))

親バカですが、2匹とも、性格は従順で、優しくて気立てのいい子たちです。

                                                                                                                        (Chika)

 

 

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東京セミナーのご案内

心理学セミナー「慢性的な不安の原因と解消法」の東京開催のご案内です。

 

慢性的な不安を生み出す4つの原因を探り、その解消法について、詳しくお話いたします。

また、アロマとシンギングボウルを使って、香りと音のリラクゼーションも行います。

 

☆日時: 7月12日(土)15:00-17:00

☆場所: Wallop L-ROOM (東京都墨田区業平4-16-6 4F)

☆交通アクセス:

                 東京メトロ半蔵門線 押上〈スカイツリー前〉駅から徒歩1分

           都営浅草線 押上(スカイツリー前)駅から徒歩5分

                 JR中央・総武線 錦糸町駅から徒歩15分

☆受講料: 4,500円

☆定員: 18

☆講師: Chika

    

こんな症状の方におすすめです。

 

・ストレスがたまりやすい

・色々なことが気になってしかたがない

・なかなかリラックスできない

・体がいつも緊張している

・自分に自信がない

・自分はアダルトチルドレンだと認識している

 

実際に不安症状がなくても、心理学に興味がある方、心の健康法について知りたい方、プロのセラピストさん等、どなたでもご参加いただけます。

 

☆参加者全員に、手作りのアロマスプレーをプレゼントいたします。

 

お問い合わせ、お申し込みは、お問い合わせフォーム(こちら )よりご連絡ください。

機が熟せば浮上する

まだこの道に進むとは思ってもいなかった20代前半のころ、当時アメリカのアイダホ州に住んでいた私は、ある女性と知り合いになりました。

彼女は中国やネイティブアメリカンなどの他民族の血が混じったアメリカ人だったのですが、年齢不詳でした。話の端々からは恐らく40代くらいと推測されるのですが、とてもかわいらしくて若々しく、キラキラした魅力を放っている人でした。

前向きで明るく、いつも生き生きしていた彼女は、一見するとそんな風には全く見えないのですが、どうも話を聞くと、壮絶な過去を経てきた人のようでした。子供のころは山の中の掘っ立て小屋に住んでいて、とても貧しく、食べるものがないので、狩りをしてリスなんかを食べていた、などと、現代の先進国とは思えないエピソードを、ニコニコしながら屈託なく話すのです。

そんな彼女の話の中で、いまだによく覚えていることがあります。

その当時より遡ること数年前、台所で料理をしていたとき、彼女は包丁で指を切ってしまったのだそうです。「痛い!」と思って流れる血を見たとき、今まで忘れていた何十年も前の性的虐待の記憶が、まざまざとよみがえったといいます。それは、その瞬間まで、完全に記憶から抹消されていた出来事でした。

「不思議なことなのだれど、私が大人になって、自分で対処できるようになったから、抑圧されていた子供時代の記憶がよみがえったんだと思うわ。」

真顔でそう話したときの彼女の顔を、私は今でもよく覚えています。

今思えば、この人は、色々な意味で心のバランスが取れ、オープンなハートを持った人だったと思います。そしてそれは、おそらく最初からそうだったわけではなく、生まれつきの聡明さはあったものの、やはりいろいろな苦しみを1つ1つ乗り越えてクリアしていく過程で、彼女自身が獲得し、身に着けていったものだと思います。そういう人だけが放つことのできる、本物の、輝くような人としての魅力を、まだ若かった私でも感じることができましたから。

彼女が語ったことは、臨床の現場でもよく目にする、心のメカニズムの真実です。

私たちの潜在意識はとても賢明なので、心が耐えられないくらい深い傷を負った場合、一時的にその記憶を顕在意識から消して、生きる上で支障がないように配慮してくれることがあります。

ただし、潜在意識に抑圧された記憶は、一時的に目につかないよう隠されただけであって、完全に消滅したわけではありません。否定的な感情はいつかは表に出て解消されなければならず、あくまでも猶予期間を与えられただけです。

猶予期限が終わり、本人がその傷にちゃんと直面して対処できるくらい成長したら、潜在意識はそれを顕在化しようとします。機が熟したからこそ、浮上してきたというわけです。

もちろん、表出した痛みと向き合うことは、大人になったからといって、決して楽な作業ではなく、抑圧していた期間が長ければ長いほど、対処するのは難しくなります。けれども、あまり長い間、無理に抑圧しておくと、心や体を蝕み、病んでしまうことになるので、やっぱり向き合うしかないのです。

なぜずっと忘れていられないかというと、究極的には、その傷と意識的につながらなければ、解消することができないからです。

これは、必ずしも過去にあった辛い出来事の詳細をすべて思い出して追体験しなければならないというわけではなく、むしろ、過去の体験から感じたこととか、それが受けた心の影響、その出来事が自分に与えた感情的なインパクトの方をちゃんと認識するということだと、私は考えています。

それによって初めて、心の傷は癒やされ、その出来事が現在に及ぼす影響が消滅し、過去が過去になります。そしてその過程で、その人の精神レベルが強化され、心はより一層、輝きを放つのだと思います。

                                                                                                                                     (Chika)

 

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セミナーを終えて

5月31日、中央公民館で、「慢性的な不安の原因と解消法」と題したセミナーを開催しました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

実際、フタを開けてみると、参加者の方がみなさん素晴らしかったため、心理学講座として講師が参加者の方に情報を与えるだけの、心理教育的なセミナーを超えて、予期せずして、ちょっとしたグループセラピー的な場になりました。

みなさん、純粋な心を持った方ばかりで、それぞれの苦しい状況の中で、一生懸頑張って生きてこられたという共通点があり、みなさんの内側から輝きが引き出されて、深いところでお互いに影響し合い、相乗効果を発して、大きな癒しが起こったと感じました。

意味があって、必然的にあの場に集まって来た方たちなんだろうなと、終わってみて実感しています。

おかげさまで、有意義な時間になったと思います。ありがとうございました。

6月28日も同じ内容のセミナーを、今度はサンライフ盛岡にて開催いたします。

参加ご希望の方は、お問い合わせフォームもしくはお電話でお申込みください。

                                                                                                                  ( Chika)

 

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シャスタの風景

2011年、まだアメリカにいたころ訪れた、マウント・シャスタ。オレゴン州とカルフォルニア州の境目にあります。

 

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クリスタル・ガイザーという水がありますが、あれはこの山の源泉の水なんですよね。山の上からみた景色。

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頂上付近の、水の輝き。

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シャスタ山の近くには森がたくさんあって、とても生命力にあふれています。

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空気が全然違います。このあたりの森には、天然のアロマである、植物のかぐわしい香りが漂っています。市販のどんな精油にもかなわない、いい香りでした。

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秋に訪れたのですが、紅葉も色鮮やかでした。

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森の中には滝がいくつもあり、マイナスイオンいっぱいです。

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訪れた日の初日は、ずっと太陽の周りに輪がみられました。

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2日めは、太陽の両端に、虹がみられました。

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sun dogという現象です。(日本語ではなんていうのかな。)

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インディアンの聖地なる湖。森の奥深くにあるので、訪れる人もほとんどなく、とても静かです。

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シャスタは、私が大好きなパワースポットの1つです。今までに2回行っていますが、とても清らかで精妙な氣であふれていて、まさに次元が違う、という感じをいつも受けます。

また、いつか訪れたい場所です。  

                                                                                                                                            (Chika)

 

思考と直感

私の高校時代、古典の先生が、

「テストで、最初に書いた答えと、書きなおした答えと、どっちが合っているか迷ったら、たいてい、最初の答えが合っているもんや。」

と言ったことがありました。

そのときは、

「そういうものかな。でも、どうしてだろう。」

と、不思議に思ったものでしたが、今なら、それがどうしてか、わかる気がします。

その先生は、お寺のお坊さんと高校教師の仕事を兼任していて、お経を読みなれているせいか、一本調子の声で、眠くなるような、恐ろしく退屈な授業をする人でしたが、なかなか鋭いことをいう人だったなあと、今は思います。

どうしてか。

なぜなら、最初に書いた答えは、直感によるもので、書きなおした答えは、思考によるものだから。

そして、いつでも、思考より、直感に従うほうが、誤りのないものだから。

正しい答えを知っているのは、頭ではなく、感覚なのです。

英語で直感のことをgut feelingというのですが、gutというのは内臓とか、はらわたという意味があります。肚の位置には太陽神経叢という神経のかたまりがあり、ここは、ヨガでいうところの、第三チャクラ(ソーラープレクサス)というエネルギーセンターに当たります。

自分を益するものか否かのYes、 Noを、私たちの直感は、このエネルギーセンターを通じて教えてくれることが多いんですね。

直感というのは、潜在意識につながっており、潜在意識というのは、顕在するものしかとらえられない私たちの思考よりも、もっとずっと包括的な視野を持ち、比較にならないくらい賢明なものなのです。

なので、頭でせっせと分析して考えるよりも、直感に従ったほうが、正しい方角に導かれるわけです。

ただし、現代人は、たいてい思考過多で、頭を使いすぎる傾向にあり、感じるということをあまりしていないので、感覚が鈍っている場合が多い。なので、直感の声を聞き分けることが、なかなかできない人が多いのだと思います。

直感の声というのは、ある程度リラックスしているとき、頭のおしゃべりが静まっているときに、聞こえてきやすいものです。あわただしく時間に追われ、緊張したり不安に駆られたりすることの多い生活を送り、いつもあれこれ考えて頭を働かせて、外からの情報で頭をいっぱいにしていると、自分を導いてくれるgut feeling、肚のあたりの感覚に気づくことができなくなってしまいます。

直感のサインを無視していると、結果、流れに乗ることができず、自分の人生を複雑で面倒なものにしてしまいます。ちゃんと道しるべを見て、正しい道を行っておけば、もっと楽にスムーズに行けたのに、違う道を行ってしまったがために。行き止まりや工事中がたくさんある面倒な道を迷いながら行き、さんざん遠回りして消耗してしまう、という感じでしょうか。

そうならないためにも、1日1回、わずかな時間でもいいので、思考を鎮めて頭を空っぽにし、心を落ち着かせる時間を持つようにすること、普段から、自分の体の感覚や、周りの景色や音などに意識を向け、「感じる」訓練をしておくことは、有益で大切なことなんじゃないかと思います。                                                                                                                                                (Chika)

 

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後悔や自責の念の処理法

みなさんは、自分が過去に犯した失敗や間違いを、自分にとって権威のある誰かに、延々と責められたらどんな気持ちになりますか。

もし、ことあるごとにそのことを掘り起こされて、くどくどと何年も責められたら、自分の精神状態は、どうなってしまうと思いますか。

恐らく、抑うつ状態になり、精神エネルギーは低下して、新しい行動を起こす気力もなくなってしまうのではないでしょうか。

後悔や自責の念にさいなまれるというのは、これを、自分で自分にしてしまっている状態です。自分自身に対して発する言葉というのは、場合によっては、ほかの誰の言葉よりも権威を持っていますから。

過去に犯した過ちについて、いつまでも自分を責め続けると、心を落ち込ませてエネルギーを奪い、自分を害してしまいます。

それならば、どうしたらいいのでしょう。

もう終わったことを延々と思い煩うかわりに、数分間だけ、思い切って自分のしたこととじっくり向き合う濃い時間を持ちます。そして、よくよく反省し、もう二度とこんなことはしないと、肝に銘じます。そして、十分反省したなら、潔く自分を許してあげ、後はもう手放して、気持ちを切り替えます。

もちろん、修正できる状況であれば、修正する。相手がいて、謝罪できる状況であれば、謝罪するのがいいと思いますが、この場合、相手の立場も考えて、自分勝手な気持ちの押し付けにならないように気を付ける必要があると思います。

もし、直接謝罪するのが適切でない場合、あるいは、もうそれができない場合は、心の中でいいので、心の底から謝ります。

後悔や自責の念からくる苦い思いは、それらをする原動力として利用したほうが、建設的だと思います。あなたがいつまでも自分を責め続けて、自分のエネルギーを低下させることは、自分自身のみならず、この世界にとっても、望ましいことではありませんから。

あなたが元気でいれば、周りの人にもよりよいものを与えることが可能でしょうし、その分、この世界を元気にすることができます。この世に生きているものは、皆、つながって、影響し合っているので。

結局のところ、もう同じようなことで後悔しないように、方向転換し、これからの自分の言動を変える契機になるのであれば、犯したその過ちは、決して無駄ではなかったと思います。

                                                                                                        (Chika)