盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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05日

水と火による浄化法

水や火には、いらないものを浄化してきれいにする作用があります。

修験者が滝に打たれたり、神社の護摩焚きでお浄めしたりするのも、水と火を使った浄化法言えます。

水は、必要のないもの(穢れ)を洗い流し、火は焼きつくすことで、取り除くというわけです。

何もわざわざ、滝に打たれたり、神社に行ったりしなくても、気分がなんとなく上がらない時やイライラしているとき、水と火を使って、もっと簡単に、気持ちをすっきりさせることができます。

例えば、流れている水の音を聞く。

流れる水の音は、気持ちを落ち着かせる作用があります。

できれば、本当に流れている川の近くに行き、その音に耳を澄ませるのが一番いいのですが、それが難しければ、録音した音でもある程度効果があるようです。

このとき、ただ聞くだけではなく、自分の中の不要なもの、手放したいものが、水で洗い流されていくところをイメージすれば、なおいいと思います。

シャワーを浴びながら、いらないもの、手放したい気持ちが洗い流されて、排水溝へと消えていくのをイメージしてもいいでしょう。

アメリカで聞いた話ですが、境界線パーソナリティ障害で自傷を繰り返すクライアントに、衝動が起きたとき、水道の蛇口をいっぱいひねって、流れる水に手をさらすよう、指導している治療センターがあるそうです。そうすれば、冷静になって、衝動が収まる効果が期待できるのだとか。

そういえば、アンガーマネージメント(怒りのコントロール法)の一つとして、怒りに燃えてどうしようもないとき、冷たい水を一杯飲んで、文字通り、怒りを冷ますという方法も、聞いたことがあります。

火による浄化方法で、私が好きなのは、キャンドルの炎をじっと眺めることです。

とても簡単なのですが、ゆらぐ炎を見ていると、本当に気分が落ち着きます。

グループセラピーの一環で、この瞑想法を数分試したところ、双極性障害や境界性パーソナリティ、PTSDといった症状を抱え、普段、感情のコントロールに苦労しているクライアントさんたちの間でも、とても好評でした。

他に私が個人的にやっているのは、天気が悪い日や冬の寒い日が続いて、なんとなく気分が暗くなりがちなとき、部屋にキャンドルを灯しておくことです。暗い、寒い、ということは、火(熱)が足りない、ということなので、本能的に不足している火の元素を補いたくなるのだと思います。実際、そういうとき、キャンドルを灯すと、ホッとして、満ち足りた気分になります。

キャンドルの炎は、30分以上灯しておくと、場の浄化ができるそうなので、よかったら試してみてください。

 

 

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