盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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16日

絶望的な状況はない

今日は、最近買った、お勧めの本をご紹介します。

「人生はニャンとかなる!」 (水野敬也・長沼直樹著 文響社)

 

「明日に幸福をまねく68の方法」という副題がついていて、中には、猫の写真とともに、古今東西の偉人のエピソードや名言が、たくさん紹介されています。

この偉人たちの言葉が、結構よりすぐりなのです。センスがよく集められているなと感心しました。

私が一番印象に残った言葉は、ハインツ・グデーリアン(ドイツの軍人)の、

「絶望的な状況はない。絶望する人がいるだけだ。」

というもの。うん、確かにその通り(^-^)/。

そして、一番印象に残ったエピソードは、発明家エジソンの話。

エジソンの研究所だか工場だかは、ある晩、火事になって燃えてしまったのだそうです。

それを見たエジソンは、嘆き悲しむどころか、炎の美しさに恍惚となり、その場でお父さんに電話をして、きれいだから見に来るよう、言ったのだとか。

そのとき、煙で明かりがよく見えないのを見て、エジソンはサーチライトの発明を思いついたのだそうです。

エジソンて、本当に自由な心を持っていたのだなあと思います。

身に降りかかる出来事や置かれている状況に支配されず、軽やかで自由な精神を持っていたため、天とつながってインスピレーションを次々に受け取ることができたんですね。自分の心に、邪魔して阻む余計なものが無ければ、本来、人間は誰でもそうであるように。

先に紹介したハインツ・グデーリアンの言葉のように、

この状況が起きた=悲惨、絶望的

というのは、本当は、その人の捉え方に過ぎない。

災い転じて福のことわざ通り、一見不幸な出来事には、必ず幸福の種が潜んでいると私は思っていて、その種を見つけて、育てて、花を咲かせることができるのは、状況や物事にとらわれない、柔軟性のある、エジソンのような人なんだと思います。

ちなみに、エジソンは学校では落ちこぼれだったそうですが、そりゃそうだろう。型にはまった教育は、彼のような人にはつまらなくて退屈だっただろうと思います。                                                                                                                                               (Chika)