盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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18日

嫌なことを考えないようにする方法

考えたくないのに、ついつい、嫌なことが繰り返し浮かんでしまい、頭から追い払えないときってありませんか。

例えば、苦手な上司の顔とか。「こうなったらどうしよう」という不安な思いとか。過去にとっても嫌な思いをした経験が、いつまでも、頭を離れない時など。

そういう場合、無理に考えないようにしたり、頭から締め出そうとしたりすると、その「嫌なこと」は、ますます抵抗して、よりパワフルになります。頭から押し出そうとすると、思考に侵入しようとする「嫌なこと」は、作用・反作用の法則のごとく、こちらが力を入れた分だけ、反発して、強い力で押し返してくるものです。

それでは、どうすればいいのでしょうか。

それは、抵抗するのをやめて、力を抜いて、受け入れること。

さながら、力まず、力を抜いて、相手を倒す合気道のように対処するのが、コツです。

具体的には、嫌なことが頭に浮かんで来たら、

「こんなこと、考えたらダメだ!考えないようにしよう!」

と思わず、

「ああ、またあのことを考えちゃってるな、自分。」

と、一歩引いて眺めるスタンスで捉えます。

そして、「そのことを考える」=「悪いことだからやめなければならない」、と思うのをやめてみましょう。

憎い、あるいは恐ろしい敵が来たかのように構えて、取り除こうとするのではなく、なじみに友達が来た(友達と思えなければ、知り合い程度で結構)と思うほうが、うまくいきます。

「ああ、”嫌な考え”さん、またあなたですか、こんにちは。またいらっしゃったんですね。いいですよ、そこにいても( ^^) _U~~。」

と、座布団でも出すように、友好的な態度で接するようにしていれば、「嫌な考え」さんは、なぜか満足して、反発力を失い、いつのまにか、頭から消えていってくれるようになります。結果として、いつの間にか、そのことを考えなくなっている、ということになると思います。

ただし、人がいるところで、口に出して

「ああ、”嫌な考え”さん、またあなたですか。」

と言わないように。頭がへんだと思われて、違うストレスが増えたら困りますので、くれぐれも心の中でいうようにしましょう(^_-)-☆。

 

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