盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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03月

ゲームに没頭するとき起こること

テレビで、ゲーム中毒の子供の姿が映像で流れていました。

食べることもトイレも忘れて、ひたすらコンピューターの画面を見つめている子供。

その異常な姿を見て、ああ、この状態は脳や精神にすごい有害だなあ、と思いました。

脳が絶え間なく動いて情報処理している状態がまずよくない。

このゆとりのない、ものすごいスピードと量の思考の状態は、不安衝動に翻弄され、衝動的に突き進み、心に平穏が入り込むすきのない、多くの現代人の状態を、究極の形で表しているように思います。

この脳の状態には想像力が働く余地がない。

子供時代、ごっこ遊びやお話を聞いたり創ったり、絵をかいたりすることで養われる想像力の訓練は、成長してからも、自他とも人をサポートしてくれる貴重な機会になります。想像力があるから、ほかの人の気持ちがわかるし、原因からどういう結果が生まれるかがわかる。イメージ力があれば、今の否定的状態を変え、よりよい未来を創っていくこともできます。想像する力は創造する力の源だからです。

寸分のすき間もなく、すごい勢いで与えられ続ける、受け身の情報を処理する脳に、内側からの自発的な想像力を生じさせ、はぐくむ余地は全くありません。意識を完全にコントロールされている状態。これでは、現実に自分に起こっていることも認識できず、自分にとって大切なことを感じ取ったり考えるたりすることは不可能でしょう。

もし、地球征服をもくろむ悪の組織があって、地球を破滅に向かわせたかったら、子供にゲームを与えて虜にする方法もあるな、などと思いました。

身体的にも、ゲームに夢中になっている子供の体は緊張し、呼吸は浅くなり、非常に負担がかかっている状態。否定的な感情を感じてストレスがかかっているときと同じ状態です。寝食を忘れて、休息なしで、この状態を心身に与え続けると、心身はやがて崩壊するでしょう。

私自身は、ゲームは全くやりません。数分やっているだけで、脳とか心身のエネルギーの状態がおかしくなるのがわかるので、不快になるからやめてしまいます。

同じゲームをするのでも、サイコロを振ってやるボードゲームなんかは、まだ想像力のはいりこむ余地があり、人と人との直接的な交流も起きるから、いいんじゃないかなと思います。

子供が、ギラギラ目を光らすのではなく、キラキラ目を光らせるようなゲームが、世の中にもっと溢れたらいいなと思います。