盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

ハミングバードは、心理療法カウンセリングのセラピールームです

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07月

アメリカ時代

アメリカでカウンセラーをしていたときのオフィスです。

アメリカでは、コミュニティカウンセリングエージェンシーのセラピストとして働いていました。

心理療法による治療が一般的なアメリカでは、カウンセリングを受けられるエージェンシー(会社)が、どんな街にもいくつもあり、保険がきくので、経済的に恵まれていない人でも安価で受けられるシステムになっていました。私の属していたカウンセリングエージェンシーには、複数のセラピスト(日本でいうと臨床心理士が一番近いですが、診断や治療ができる点で、日本の臨床心理士よりも精神科医に近いと思います)と一人の精神科医がいて、精神疾患の患者さんを心理療法と薬物療法の両方のアプローチから治療していました。その他、デイケアや、家庭訪問をするソーシャルワーカー、グループセラピーなど、手厚いメンタルヘルスのサービスが受けられました。患者さんにとっては、日本ではまだ考えられないような恵まれた治療環境だと思います。

犯罪と薬物が蔓延し、家族形態が崩壊しているアメリカでは、重度のトラウマの非常に多くて、私たちのオフィスには、いくつもの疾患名がつく重症の患者さんがあふれていました。オンコール(緊急電話)担当の週は、昼夜を問わず電話で呼び出されて、寝る暇もないほどでした。

写真は、約9年前のものです。

自分のカウンセリング用のオフィスには、来てくださる患者さんの癒しのために、色々なグッズを置いていました。机の上のシンシングボールは、グループセラピーのマインドフルネスの瞑想のときに使っていました。アロマのディフューザーもあります。卓上噴水を置いていたときもありました。

今思えば懐かしい日々です。

 

人の評価より自分の喜び

世の中、うまくできたからといって褒められるとは限らず、正しいことを言ったりしたりしたからといって、理解されたり、受け入れられるとは限りません。

優秀な業績も、相手に見る目がなかったり、そもそも自分が妬み深くて人を褒める気がなかったり、そのとき自分がいっぱいいっぱいで人の業績なんてちゃんと見るゆとりがなかったり興味なかったりすると、正当に評価されることはないでしょう。正しいことをしても、相手がゆがんだ考えの持ち主だったり、その行為の正しさを理解するだけの器がなかったりすれば、認められたり、理解されたりすることはありません。つまり、誰かに褒められたり、認められたり、理解されたりしなくても、だからといって、自分がダメだとは限らないので、自動的にがっかりすることはないということ。

逆にいえば、おべっかを使って取り入る人々は、相手に権力があれば、相手の作り出したものがへたくそであっても褒めるでしょうし、よくない行為にも理解を示し、受け入れるでしょう。それは褒める側が自分の利益だけを考えた、口先だけの賛辞や偽りの理解なので、本当は喜びに値しないものです。

かくして、人の評価や理解、承認は、とかくあてにならないものであり、そんなものに期待して自分の幸福をゆだねると、心は非常に不安定になります。人に認められたら舞い上がるけど、認められなかったり、けなされたりしたら、どん底になる、そんな上がり下がりの激しい人生になってしまいます。

それなので、誰かに評価されたり、承認されたりすることを期待するのはやめたほうがいいと思います。代わりに、その行為をして心地いいかどうか、うれしいかどうか、幸せだと思うかどうかを基準にすればいい。自分をよりどころにするということです。そうすると、心はゆるぎなくなり、安定します。そして、人に頼ることなく、幸福を自家発電で創造できるようになると、求めなくても人を引き付け、勝手に人の評価や承認が得られるようになります。(ただし、本人はそれがあってもなくても気にしない境地にいるので、あまり気に留めないので、これはおまけのご褒美です。)