盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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30日

健全な遊び

最近、メキシコに住んでいた頃のことをふと思い出し、しみじみ、思ったことがあります。

メキシコには20代の終わりから30代の初めにかけて、4年ほど住んでいました。メキシコ人はとてもフレンドリーで温かい人種なので、現地に友達もたくさんできて、馴染んで暮らしていました。

そんな中、メキシコ人の友達と遊んでいたことを思い返してみると、メキシコ人の遊び方って、とても健全だったなあと思うのです。

例えば、友達夫婦やその親戚、友人たちと集まって遊んだときのこと。地面に丸や線を書いて、日本でいうところのケンケン・パーみたいなことをやりました。メキシコにもこういう遊びがあるんだと思いつつ、みんな、当時の私と同じ20代後半くらいなのに、いい大人が真剣にケンケン・パーをするとは、メキシコ人て純真だなあと思いました。その時、サンダルを履いていたので、サンダルが壊れないか、心配になりながら、ジャンプしていたのを覚えています。

それから、当時、私はジムに通っていたのですが、そこで知らない20代くらいの女の子たち2人に、おずおずと声を掛けられたことがありました。

「私たち、集まって、クイズを出し合って楽しむ会をやっているんだけど、あなたも来ないかと思って」

これまた、ピュアな遊びをやってるなあ、と思いましたが、あまりクイズに興味がなかったので、これはお断りして、行きませんでした。

また、あるとき、レストランのボーイをやっていた顔見知りの男の子(20代前半くらい?)に招待されて、彼の家に、お昼をごちそうになりに行ったことがありました。彼は、近くの村から通っていて、おばあちゃんやお姉さん、甥や姪など、大家族で住んでいました。お店もほとんどない、のんびりした村で、休みの日とか、仕事が終わった後、何をして過ごすの?と聞いたら、みんなでサッカーをしている、と答えました。

今、思えば、メキシコ人たちは、みんなで集まり、顔を合わせて、健全な関りを持つような遊びをしていました。昔の日本もそうだったのだと思います。メキシコ人には鬱の人が少ないといいますが、こういう素朴な社会の在り方は、とても心にいいと思います。

今の日本は、子供はもちろん、大人でも、スマホのゲームに夢中になっている人が多く、人とのコミュニケーションも、ネットの世界の中だけということも、ままあるようです。こういう遊び方や人との関わり方は、脳に過剰な刺激が行き、思考が乱れるし、心も栄養失調になって偏るような気がします。

直に人と会って話したり、一緒に何かしたり、体を動かしたりすることは、人が健全な心を保つために、とても大切だと思います。機械の中のバーチャルな世界に浸って自然から離れすぎるのは、心身のエネルギー不足やエネルギーの乱れを招く原因になります。

いわゆる「発展途上国」(むしろ「先進国」の方が遅れをとっていることも多々あると思うので、この呼び方もどうかと思いますが)の在り方から学べることは、たくさんあると思います。