盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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06日

自慢話が快いとき

みなさんは、誰かが自慢するのを聞いて、不愉快になったことがありますか。

不愉快になったことがある人は、多いと思います。

それでは、自慢話を聞いて、不快な気持ちにならず、かえって快い気持ちになったことはありますか。

頻度は少ないのですが、私はあります。もちろん、不愉快になるもあり、その方が、頻度としては多いです。

その違いがどこから来るのか、なんとなく考えていて、思い当たった答えがあります。

ずいぶん前ですが、アメリカのどこか田舎のリゾート地に日本人の友人と旅行した時、入ったレストランで、ばったり、現地に住んでいる日本人女性に出くわしました。その人は私たちを見て大喜びし、相席で食事をすることになりました。そこで日本人に会うことが比較的珍しかったので、うれしかったようです。

彼女は食事の間、たいへんよくしゃべり、私たちはもっぱら聞き役でした。詳しいことは覚えていませんが、内容は、彼女自身だったか、彼女の夫だったかが、たいへん優秀で、一流会社に勤めていて、社会的・経済的に恵まれた地位にある、という話でした。

1時間くらいの間、聞かされたのは、主にその内容だけだった気がしますが、あんまり嬉しそうに無邪気にその話をするので、聞いている私たちも、快い気分になりました。

彼女と別れた後、一緒だった友人と、

「かわいらしい人だったね」

と言い合ったのを覚えています。

彼女は何歳だかしりませんが、当時まだ20代だった私たちよりも、少なくとも10歳以上は年上だったと思います。

それでも、私たちが、

「この人、自慢ばっかりして、うんざりする」

と思わなかったのは、彼女の中に、人を見下す気持ちが、少しもなかったからだと、今になって思います。彼女は単純に、自分だか夫だかが優秀な業績を収めていることを、喜んでいました。ただ、それだけでした。

私たちが、誰かの自慢話を不快に思うときは、おそらく話をする人の中に、人と比較して自分の方が優れている、自分は特別だという、優越感、裏を返せば、人を見下す気持ちが、潜んでいるのだと思います。そして私たちはそれに反応をして、不愉快になるのだと思います。

もし、優越感が話し手の意識の中に全くない場合、私たちは話し手の中に、邪気のない純粋な喜びの感情だけを感じることができるので(聞き手の中に劣等感があり、それを話し手に投影してしまう場合は別かもしれませんが)、自慢話は不快なものにはならないものだと思います。

 

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