盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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滝行初体験

そういえば、1月に、滝行を初体験しました(書こうと思って、忘れていた)。

滝に打たれて修行というのを、いつかやってみたかったので、楽しみにしていたのですが、なにぶん、1月の寒い最中。

冷え性で、誰もしもやけになっていない室内で、一人、15分くらいでしもやけができる、雪女を通り越して氷女といわれる(手足が氷のように冷たいので)この私が、寒冷地でも一番寒い時期に、滝に打たれても無事なのかどうか。

それを検証するのも、楽しみでした。

滝行は、所属している極真会館の空手道場で、毎年恒例で行っている寒稽古に、初参加させていただいたのですが、その日の1~2週間前から、その日が命日になった私のお墓に、空手の先生が手を合わせている場面が頭にちらつきました(脳内で、当日ショック死する設定になっていた)。

異常に冷え性な自分の体を、精神の力でどのくらいコントロールできるか、試してみたかったこと、滝行が及ぼす効果を実感してみたかったことで、怖いという気持ちよりも、好奇心でワクワクする気持ちが強かったです。

それで当日どうだったか。

思いのほか、全然大丈夫でした。

今年の冬は暖冬で、雪が少ないとはいえ、まだ少し雪が積もって、溶けていなかったので、当日の気温は、0度か、それより少し上だったように記憶していますが、雪の上で軽く稽古して、体を温め、気合が入ったことで、寒さをあまり感じず、とても楽しかったです。何なら、もっと長く入って、もっと滝に打たれたかったのに、もう上がるのか?と心残りでした。

このとき、一人ではなく、先生や先輩方、道場生の皆さんと一緒だったことも、気持ちが強く保てた要因の一つだったと思います。

集団のエネルギーというのがあって、大勢の人がポジティブな気持ちを放って同じ場にあつまれば、その場に強い肯定的なエネルギーが生まれ、そこにいる人たちに影響を及ぼします。(負の気持ちも同様に、集団ではくっつきあって強化されることが起こってしまいます。)

寒中稽古の直後は、体が硬直して、なかなか思うように動かなかったのですが、心身とも爽快になりました。

付け加えるなら、この時、もし、嫌だな~、寒いのに何でやらなきゃいけないんだろう、早く終わらないかなと思いながら水に入ったとしたら、たぶん、もっと寒く感じたと思います。私は滝行にあたって、喜びをもって前向きな気持ちで臨むことができたので(なにぶん、好奇心が強いもので)、精神が肉体を統御する力が大いに発揮されたように思いました。

来年もぜひ、参加したいと思います。

Just A Game

最近知って、好きになったNulbarichの、Just A Gameという曲。

辛いことがあったとき聞いたら、心が癒されて軽くなるような、優しい曲で、お勧めです。

「困難があるかもしれないけど、大丈夫、きっと乗り越えられるよ、これは、ちょっとした試練、ただのゲームかもしれないよ」、という歌詞です。

インドの宗教(古代哲学)に、この世のすべてのできごとは神様の戯れである、私たちは、ひとつの神様(=宇宙)から分かれた存在で、もともとの姿を忘れて、絶え間ないゲームを繰り返している、という概念があります。

それを踏まえて聞くと、奥が深いな、と思える歌詞。

どんな出来事も、自分が進化して、神様(のように尊い、忘れていた本来の自分)に戻っていくための、お試しという、インドの古代の教えは、叡智をはらんでいる真理だと思います。

Nulbarichというグループ、優しく励まされたり、癒されたりするような、結構深い歌詞を、耳に心地いいメロディーに乗せて歌う、いいアーティストだなと思っていたら、今年で活動休止の予定らしいです。

残念ですね。

お問い合わせフォーム修正済み

以前、お問い合わせフォームからメールが届きにくくなっていた問題は、修正し、解決いたしました。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

お問い合わせいただいて、返事がない場合

お問い合わせフォームからお申込みいただいた際、2~3日たってもこちらからのお返事がない場合、届いていない可能性があるので、お電話いただければ助かります。

お電話は仕事中で出られないことが多いのですが、その場合は、留守電にメッセージを入れていただければ、折り返しさせていただきます。

最近、メールしたけれども返事がないというお客様が何人かいらして、現在、原因を究明中です。

お手数おかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

お勧めの本

最近読んだ、お勧めの本をご紹介します。

「今日、誰のために生きる?」アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語 ひすいこたろう×SHOGEN著 廣済堂出版

著者のショーゲンさんが、幸せな人ばかりいるアフリカの小さな村に行き、1年半ほど人々と一緒に暮らし、そこで見聞きしたことをどうしてもみんなに伝えたいと思い、書かれた本です。

この村の人たちは、心を大切にしています。現代の日本の社会とは全然違い、目から鱗のことばかり。日々、すごいカルチャーショックです。

でも、それは、太古の昔、縄文時代の日本では、当たり前に行われていたことでした。

例えば、ショーゲンさんは、最初の頃、しょっちゅう部族会議に呼び出されて、問題を指摘されます。「お前はなんでそんなにゆとりがないのか」。

この村の人たちは心のゆとりをとても大切にしています。仕事が途中でも、時間が来たら潔くやめて、家に帰る。家族との時間が大切だから。

一人の子が、流れ星が見たいというと、大人たちも全員で一緒に流れ星を探しに行きます。

また、ショーゲンさんは、一緒に食事していても、お前は心がそこににないと指摘をされます。マインドフルでなく、マインドレスになっているということですね。

この村では、言葉を大切にします。心から言葉を話すことがどんなに大切なことか、知っています。 だから、相手を抱きしめるように話せといいます。 心がこもっていない言葉を話せば、小さな子供にもそれを感じ取られて、指摘されてしまいます。

この村の人たちは、感謝を伝えることを、とてもよくします。何かで恩恵を受けたら、それを与えてくれた人のところに行って、まっすぐそれを伝えるようにと言います。

失敗を悪いこと、してはいけない、とする概念がありません。失敗した人には、「かわいいね、人間らしいね」といいます。人は年を経るごとに、完璧になるのではなく、人間らしくなるといいます。

人に対して「信じているよ」とよくいいます。誰かが、こうしようと思うというと、「あなたがそうできることを信じているよ」と伝える習慣があります。

この村の人たちは、自分を大切にすることを、子供のころから自然に学びます。この村の人たちはみんな親切で人助けをよくするので、それにならってショーゲンさんが人助けをしようとすると、「お前を見ているとハラハラする」と言います。人に与える時は、自分の盃がいっぱいになって、そのあふれた分を人に与えなさいと諭されます。自分の心が満たされていないのに与えようとすると、自己犠牲になり、心に苦しみが生じます。苦しさが周りにも伝わるので、ハラハラするわけです。

叡智があふれていて、でもわかりやすく、易しい言葉で書いてある本です。変に小難しい心理系の本より、よほど役に立つと思います。

真理って、本当はシンプルなものです。

人は賢く進化すればするほど、ある意味、子供のようになっていきます。子供じみるのではなく、大人になる過程で身に着けた余計なものがなくなって、子供のように純粋になっていくということ。この村の人たちがそうであるように。

幸せであるためには、幸せを感じる心を持てばいいわけで、幸せを感じる心を持つためには、心にゆとりがなければいけません。何かを感じるには、感じるためのスペースが必要です。

現代社会では、利益をあげたり、競争して相手より上に優位にたったり、成功したりすることに必死で、その奮闘によって生じた膨大なストレスを紛らわすために、頭を忙しく埋めて、心から目をそらすことをしていますね。こんな状態で、幸せを感じることができるはずはありません。

色々、大事なことに気づかせてくれる本なので、一度、読んでみてはいかがでしょうか。