盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

ハミングバードは、心理療法カウンセリングのセラピールームです

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アメリカ時代

アメリカでカウンセラーをしていたときのオフィスです。

アメリカでは、コミュニティカウンセリングエージェンシーのセラピストとして働いていました。

心理療法による治療が一般的なアメリカでは、カウンセリングを受けられるエージェンシー(会社)が、どんな街にもいくつもあり、保険がきくので、経済的に恵まれていない人でも安価で受けられるシステムになっていました。私の属していたカウンセリングエージェンシーには、複数のセラピスト(日本でいうと臨床心理士が一番近いですが、診断や治療ができる点で、日本の臨床心理士よりも精神科医に近いと思います)と一人の精神科医がいて、精神疾患の患者さんを心理療法と薬物療法の両方のアプローチから治療していました。その他、デイケアや、家庭訪問をするソーシャルワーカー、グループセラピーなど、手厚いメンタルヘルスのサービスが受けられました。患者さんにとっては、日本ではまだ考えられないような恵まれた治療環境だと思います。

犯罪と薬物が蔓延し、家族形態が崩壊しているアメリカでは、重度のトラウマの非常に多くて、私たちのオフィスには、いくつもの疾患名がつく重症の患者さんがあふれていました。オンコール(緊急電話)担当の週は、昼夜を問わず電話で呼び出されて、寝る暇もないほどでした。

写真は、約9年前のものです。

自分のカウンセリング用のオフィスには、来てくださる患者さんの癒しのために、色々なグッズを置いていました。机の上のシンシングボールは、グループセラピーのマインドフルネスの瞑想のときに使っていました。アロマのディフューザーもあります。卓上噴水を置いていたときもありました。

今思えば懐かしい日々です。

 

人の評価より自分の喜び

世の中、うまくできたからといって褒められるとは限らず、正しいことを言ったりしたりしたからといって、理解されたり、受け入れられるとは限りません。

優秀な業績も、相手に見る目がなかったり、そもそも自分が妬み深くて人を褒める気がなかったり、そのとき自分がいっぱいいっぱいで人の業績なんてちゃんと見るゆとりがなかったり興味なかったりすると、正当に評価されることはないでしょう。正しいことをしても、相手がゆがんだ考えの持ち主だったり、その行為の正しさを理解するだけの器がなかったりすれば、認められたり、理解されたりすることはありません。つまり、誰かに褒められたり、認められたり、理解されたりしなくても、だからといって、自分がダメだとは限らないので、自動的にがっかりすることはないということ。

逆にいえば、おべっかを使って取り入る人々は、相手に権力があれば、相手の作り出したものがへたくそであっても褒めるでしょうし、よくない行為にも理解を示し、受け入れるでしょう。それは褒める側が自分の利益だけを考えた、口先だけの賛辞や偽りの理解なので、本当は喜びに値しないものです。

かくして、人の評価や理解、承認は、とかくあてにならないものであり、そんなものに期待して自分の幸福をゆだねると、心は非常に不安定になります。人に認められたら舞い上がるけど、認められなかったり、けなされたりしたら、どん底になる、そんな上がり下がりの激しい人生になってしまいます。

それなので、誰かに評価されたり、承認されたりすることを期待するのはやめたほうがいいと思います。代わりに、その行為をして心地いいかどうか、うれしいかどうか、幸せだと思うかどうかを基準にすればいい。自分をよりどころにするということです。そうすると、心はゆるぎなくなり、安定します。そして、人に頼ることなく、幸福を自家発電で創造できるようになると、求めなくても人を引き付け、勝手に人の評価や承認が得られるようになります。(ただし、本人はそれがあってもなくても気にしない境地にいるので、あまり気に留めないので、これはおまけのご褒美です。)

 

 

 

 

 

 

 

 

摂食障害について

摂食障害に悩む人は多いと思います。

摂食障害は、完治するのに比較的長くかかる精神疾患で、通常のカウンセリングではなかなか回復しにくいのではないかと思います。摂食障害の専門家の治療を受けるのが望ましいでしょうが、なかなかそういう専門家は日本では見つけにくいと思います。アメリカでは、摂食障害の人専門の入院施設があって、食べるところから指導して治療していました。

私は摂食障害の専門家ではないのですが、摂食障害で悩んでいる方が時々いらっしゃるので、何かの役に立つかと思い、アメリカのオンラインセミナーを先日受けてみました。このセミナーは、摂食障害の中でも、特に、過食症にフォーカスしたものでしたが、いい内容だったので、参考までに、少しシェアしたいと思います。

まず、過食症になりやすい人。気質的に、完ぺき主義、衝動的、白黒思考が強い人(こうあるべき、いい・悪い、正しい・間違っているの判断が強い人)、離人症的(ぼーっとしていて、意識が飛びやすい人)がなりやすい。その他、不安や鬱、ダイエットや食事制限、外見や体重のことでいじめを受けたり、恥の気持ちが強い人がなりやすいです。

過食症の人は、食べた後吐いたり、下剤を使ったり、絶食したりして、無理なダイエットをしがちですが、これは全くの逆効果です。ダイエットという行為自体が、過食を引き起す原因になってしまうからです。過食をやめるためにダイエットすると、脳や体が食べることを渇望するようになり、感情はイライラして乱れるということが、自然の摂理として起こってきます。過食をやめたければ、体重を減らすことを目標にするのではなく、健康やボディイメージに対する概念をよりよいものにすること、よりよいセルフケアを目指すことが必要不可欠です。

過食症を直すためには、調和的な食べ方(attuned eating)をする必要があります。ダイエット=厳格、過食=混沌、調和的な食べ方=統合。つまり、欲求を極度に制限するのではなく、かといって、欲望のままに無秩序な食べ方をするわけでもない。その二極を統合するということ。要するに、自分の心と体の声を聴いて、それと調和した食べ方をするということが大切というわけです。

調和的な食べ方をするために、知っておくべきことは、

「いつ」「何を」「どのくらい」の3つです。

◎あなたはいつ自分がおなかがすいているか、知っていますか。

◎たくさんの種類の食べ物のなかから、自分がいま、何を食べたいか、知っていますか。

◎おなかがいっぱいになって満足したとき、食べるのをやめますか。

この3つの質問がカギになります。

「いつ」に関しては、

1.飢えている

2.とてもおなかが空いている

3.おなかが空いている

4.ちょっとおなかが空いている

5.おなかが空いているわけでも、満腹なわけでもない

6.ちょっとおなかがいっぱい

7.おなかがいっぱい

8.すごくおなかがいっぱい

9.満腹で苦しい

の中から、その都度選びます。

「何を」に関しては

暑い、冷たい、歯ごたえがいい、やわらかい、なめらかな、しょっぱい、辛い、甘い、味がたんぱくな、たんぱく質、炭水化物、脂っぽいもの、の中から選びます。

「どのくらい」に関しては、

◎調和(おなかがすいているかどうか、何を食べたいか、どのくらい食べる必要があるかを考え、それに適合した食べ方をする)

◎意図(食べ終わった後、どう感じたいか。上記の1~9のうち、体が心地いいと思うのはどれか、を意識する)

◎マインドフル(味、香り、見た目、触感に注意を向け、食べていることを意識しながら食べる、体がどう感じるかを意識しつつ食べ、体が満たされたらやめる)

の3つを心がけるといいでしょう。

例えば、ファストフードのハンバーガー=悪い、オーガニックのサラダ=いい、と頭で決めつけないことが大事です。白黒思考は、過食を引き起こしやすいメンタリティーでしたね。それよりも、体が何をどのくらい欲しているかに注意を向けます。ファストフードのハンバーガーを体が欲しているなら、それを、体が必要な分だけ食べるほうが、満足を覚えて、過食しにくくなる場合もあるというわけです。

過食してしまうとき、感情をコントロールするために食べてしまうことがあります。気持ちを「なだめる」「気をそらす」「心地よくせる」「麻痺させる」「落ち着かせる」ために、食べ物を使うのです。そういうときには、感情的になって過食してしまった自分に腹を立てるのではなく、「おなかがすいていないのに、食べ物に手を伸ばしてしまったな。何かで気持ちが乱れているんだね。」自分に対して優しい慈悲の気持ちを向けることが大切です。そして、自分が本当は何に満たされないのか、どんな感情があって、どうしたらそれが満たされるのかに、ちゃんと気づいて、ケアしてあげること。

もし、自分の見た目を恥じてダイエットと過食を繰り返している人がいたら、自分のボディイメージを改善するために、こんな方法を試してみてください。

1.最後に言ってしまった(考えてしまった)自分の身体に関する悪口を、パソコンやスマホに打つ。

2.消去する

3.自分の身体をいつくしむ言葉を打ち直す

あるいは、体重計に、「この目盛りは、自分の価値がどのくらいか、家族や友達がどのくらい好きになってくれるかとは無関係だ。私は今のままでも価値があり、自分次第で、今、この瞬間、幸せでいることができる。」と書くなどしてもいいでしょう。

基本的に必要なのは、気持ちを落ち着かせて、心に静けさを持ち、自分自身とつながる時間を持つこと。それを練習すること。そうすれば、心身の声を聴くことが上手になってくるので、体が喜ぶものを、必要なだけ食べられるようになってくるでしょうし、心が幸せでない理由もわかって、それを自分で修正することもできるようになってくるでしょう。

(参考資料:Matz, J. (2018) Emotional Eating, Chronic Dieting, Bingeing and Body Image: What Every Clinician Needs to Know. Pesi Degital Seminar.)

 

 

 

 

 

等身大の自我でいる

自我って、本来の自分より大きすぎても小さすぎてもよくないんですよね。

虚勢を張って、自分を、強く、大きく見せようとするのも疲れてうまくいかないし、身を縮めて、もともとの背丈より小さくなって歩いていても、窮屈でもたないでしょう。

例えば、誰かに力で支配された過去があり、それが嫌でしかたないから、虚勢をはって身を守ろうとしたり、逆に、いじめられないように、従順ないい人を演じて身を守ろうとしたりする人があります。それはそれで、支配されている間は、生き延びるために身を助けてくれる、有効な手段になります。でも、もう誰も攻撃してこないのに、虚勢をはったり縮こまったりするのは、疲れるだけで、かつ、人間関係にも支障をきたす、機能不全な在り方になってしまいます。

一番疲れないのが、背伸びするでもなく、背を縮こませて歩くでもない、等身大の自分でいること。

自分を無理強いせず自由にさせてあげると、楽だし、不思議と人間関係もそのほうが好転するんですよね。

無理をしている人って、接するほうでも居心地が悪いものなんですが、自由でのびのびしている人は、心地いいオーラを放つので、無意識に人が魅かれるものです。

無理しているのに気づいたら、等身大の自分であるよう、ちょっと力を抜いてみたらいいかもしれません。

 

 

 

龍の出現

たまには息抜きを兼ねて、違う話題を。

アメリカで働いていたころ、家の真上に出てきてた、龍の形の雲です。

顔が笑っています(*^-^*)。

(アメリカにも龍がいるという証拠写真ですね。(^_-)-☆)