盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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自然とつながる方法

自然とダイレクトにつながり、自然の持つ癒しの力を最大限に自分の中に取り入れる方法をご紹介します。

マインドフルネスの手法にもなり、意識を「今、ここ」に切り替える方法でもあります。

心地よいと思える自然の対象ならなんでもいいのですが、例えば、青く澄んだ空を見あげます。

その際、思考による介在をいっさいやめます。

具体的にいうと、「空だ」とか「雲だ」とか「青い」とか「白い」といった、言葉によるレッテルを控えて、言葉を知らない人のように、ただ、感覚で空を感じます。

そうすると、思考の分析や判断に邪魔されず、感覚が拡大し、そこにその時ある空のパワーが、いわば、自分の中に直接流れ込んでくるような感じになります。

子供の時は、皆、こうやって、そこにあるものとフルにつながって生きています。子供は主に現在に生きているので、過去や未来に煩わされることなく、大人よりもより、生き生きと感じながら生活しているわけです。

動物もまた、思考に邪魔されず、こうやって感覚で生きており、自然と直接つながっています。

こうやって自然とつながると、短い間でも、心身が浄化されリセットされます。意識が一瞬にして現在の、しかも、癒しの力をもった対象とつながるからです。マインド(頭、心)と体のズレがなおって一致し、現実に意識が合わさるので、視界がクリアになったり、音がはっきり聞こえるようになったりします。

空でなくても、花や樹木、川など、自然の対象ならなんでもいいので、ぜひ、やってみてください。

 

小岩井農場付近です

競争なき時代

いろいろな人の相談を受けていて思うのですが、いかに競争に勝つか、人より秀でて人より多くを持つか、いかに成績や業績を上げ、周囲に評価されるか、といったことに価値観を置いている人が、壁にぶつかる時代になってきています。

今まで、社会がそういう価値観を奨励するシステムになっていたために、多くの人が、いつのまにか頭に刷り込まれた「社会一般でいいとされるもの」を、盲目的に追い求めて励んできました。

しかしながら、争って、人を蹴落とし、自分が獲得するという、競争に基づいた価値観というのは、劣等感や優劣感を生み出し、人と人とを分離させ、孤独にさせるという結果をもたらすのが必至です。

また、物質的な豊かさだけを目安にしているため、すべての物質がそうであるように、手に入れたものが与えてくれる喜びは、一時的な満足感にすぎません。はかなく消えていき、あくなき欲求をかきたてるようになっており、決して満たされることはありません。

そんな古い(と私には思われる)社会的価値観に翻弄され、疲弊して、気持ちが休まることがなく不安にさいなまれ、心を病む人が大勢います。必然の結果だと思います。

勝ち負けではなく、自分も人も生かすやり方とか、人と人との愛情あるつながりとか、精神的な喜びに焦点をあてる人のほうが、幸せになっていくでしょうし、これからの時代を生き延びて生けるように思います。

臨床の現場でも、そんな価値観を持っている人のほうが、人生を楽しみ、うまく社会で成功して生きていっているなという印象を受けます。

古い見方、やり方では立ち行かない場合、体験の結果として、余儀なく自己改革をせまられる前に、方向転換してみてはいかがでしょうか。

 

 

自分と一緒にいる時間をもつ

「ひとりでいる時に、自分自身と一緒にいて心地よくない人は、自分の不安をおおいかくすために、人とのつながりを求めるようになります。そうすると、交流するうちに、不安がなんらかのかたちで表面化してくるようになります。しかも、たいていはそれを相手のせいにするものです。」

これは、「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」(飯田史彦監修 エックハルト・トール著 あさりみちこ訳 徳間書店)の中の一文ですが、とても真理をついていると思い、引用しました。

こういう人は、自分の本当の気持ちを見ることが怖いので、静かな時間をもつことを恐れ、いつも何かで意識を埋めようとします。誰かと一緒にいることで、意識をそらそうとすると、対人依存になります。

一人静かな時をもつと、自分の本心が浮上してきやすくなります。本当は、例えそれが痛みを伴う感情や思いであったとしても、それは心を正しい方向に保つために必要不可欠なので、一人になり、自分自身と一緒にいる時間をもつことはとても大切なのです。それをしないということは、結果として、心は乱れ、意識の混乱を招くことになります。正しい方向を示してくれる道しるべを見ようとしなければ、道に迷うのと同じです。

そうすると、自分の中にある不安を見ないために、対人関係において、関わった相手に自分の中の未消化の気持ちを投影するようになってしまいます。その結果、不満を抱きやすくなり、悪いことは相手のせい、というスタンスにもなりやすくなるでしょう。

意識の焦点が概して他者にあり、ずっと相手に対する不平不満を言っていて、かたくなに自分の深いところにある気持ちに目を向けたがらない人は、残念ながら、カウンセリングを受けても、なかなか効果が現れません。カウンセリングというのは、今、幸せでない原因を、自分自身の中に見つけて、自分が変わることを目的とするものですが、他人の悪いところだけを見て、他人のありかたを変えようとしている限りは、うまくいきません。当然、それをしている限りは、人との関りで、うまくいかない、苦痛な関係が続いてしまいます。

自分自身と一緒にいるための静かな時間は、本来は怖いものなどではなく、とても心地いいものです。それが怖いという人は、試しにやってみればいいと思います。ずっと自分から気持ちをそらしてきた人は、初めのうち、たくさんの思いや感情が出てきて、圧倒されるように思うかもしれませんが、それはずっとは続きません。でてきた思いや気持ちをただ眺めて、認めてあげると、それはいずれ、必ず消えて行ってしまうからです。それらが出ていくと、穏やかで、静かで、満たされた感覚が訪れます。

自分自身とよい関係ができていると、人との関係もうまくいくものです。逆に言うと、自分との関係がよくない人は、人を回避して孤独に陥ったり、共依存になったりして、うまく人と関わることができないでしょう。心のバランスが乱れがちな人は、一日2~3分でいいので、携帯を見たり、人と話したり、ネットを見たり、忙しく頭を働かせて過去や未来のことを考えるのをやめて、静かにただ今の自分を感じる時間を持ってみるといいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あやうさを生きよ

老子の言葉で、いいなと思うものを引用します。

 

生きるためには、

ものごとの根源に立ち返り、

自らを、そのあやうさにゆだねればよい。

確かなものにしがみつこうとするから、

確かなものに頼ろうとするから、

あなた不安になってしまう。

あなたには、そのあやうさを生きる力が、与えられるというのに。

「Tao 老子の教え」 安富歩  ディスカバートゥェンティワン社 より

 

 

不安症の人は、予測不可能のものを嫌い、確かなものを求め、必死になる傾向があります。

でも、すべてが変化して形を変えていくこの世界では、確かなもの、ずっと続くものなんて何もないわけです。

例外のないルールなんてない。

すべては固定ではなく、あいまいで、一時的なもの。

それなのに、確かなものにしがみついて、安心しようとすると、それが形を変えたり、それを失ったりしたとき、よりどころがなくなって、心のバランスを欠くわけです。

あいまいなもの、今すぐははっきりしないこと、予期したのと違うものに、私たちは耐えうるし、それを受け入れたほうがが、ストレスなく生きられる。

水のように柔軟であれば強いという、老子の教えは、とても的を得ていると思います。

心の安定を保つコツ

心が容易に動揺しやすく、自己コントロールが難しい人は、朝、1日を始める前と、夜、1日を終える前に、数分間でよいので、心の静かさを感じる時を持つとよいでしょう。

そうすることで、日中、より、心の安定を保つのが容易になってくるはずです。

その場合、頭であれこれ考えるのをやめ、何かするのもやめて、ただ、静かに在ることが大切で、それができるなら、座っていても、あおむけに寝ていてもかまいません。

座るなら、背筋をまっすぐにし、肩の力を抜いてください。そうすることで、背骨を通っているエネルギーの流れが良くなります。寝るなら、あおむけで、両足、両手を少開く、ヨガでいうところの死体のポーズがよいと思います。

心を落ち着かせる簡単な方法の1つとして、キャンドルに火をつけ、ゆらぐ炎を、ただじっと眺めるのもいいと思います。部屋を暗くすると、炎が際立って、集中しやすいでしょう。

火には、余分なものを焼いて消滅させる力があります。雑多な思考が多すぎて混乱しているようなときは、すっきりするかもしれません。しばらく炎を眺めているうちに、気持ちが静かに落ち着いてくるのを感じるでしょう。

よかったらやってみてください。