自我って、本来の自分より大きすぎても小さすぎてもよくないんですよね。
虚勢を張って、自分を、強く、大きく見せようとするのも疲れてうまくいかないし、身を縮めて、もともとの背丈より小さくなって歩いていても、窮屈でもたないでしょう。
例えば、誰かに力で支配された過去があり、それが嫌でしかたないから、虚勢をはって身を守ろうとしたり、逆に、いじめられないように、従順ないい人を演じて身を守ろうとしたりする人があります。それはそれで、支配されている間は、生き延びるために身を助けてくれる、有効な手段になります。でも、もう誰も攻撃してこないのに、虚勢をはったり縮こまったりするのは、疲れるだけで、かつ、人間関係にも支障をきたす、機能不全な在り方になってしまいます。
一番疲れないのが、背伸びするでもなく、背を縮こませて歩くでもない、等身大の自分でいること。
自分を無理強いせず自由にさせてあげると、楽だし、不思議と人間関係もそのほうが好転するんですよね。
無理をしている人って、接するほうでも居心地が悪いものなんですが、自由でのびのびしている人は、心地いいオーラを放つので、無意識に人が魅かれるものです。
無理しているのに気づいたら、等身大の自分であるよう、ちょっと力を抜いてみたらいいかもしれません。