例えば、職場や学校に苦手な人がいるとき、誰かと険悪な関係になりそうなときなど、対人関係で問題が生じたときに使える、自分の潜在能力を引き出す方法があります。
「私は、この状況に、うまく対処することができる。」
とまずは言い切ってしまいます。つまりは、そういう前提を意識の中に作ってしまうこと。
そして、その後、
「その為に私は、~」
と、その為に自分ができることを挙げます。どうすればいいか。または、どうあればいいか。(必ずしも行為でなくても、心の状態でもOK。)
つまるところ、「うまくいく」という前提を作ってしまえば、それを実現可能にするための力が自分の内側から引き出され、表にでてきやすいというわけです。
この時のポイントとして、「その為に相手は」ではなく、「その為に私は」と、あくまでも自分を主語にすること。
究極、相手の言動やありかたはコントロールできないし、する必要もありません。自分の言動やありかたを変えるだけで、少しのタイムラグをとって、状況は形を変えていくものです。
さらなるハイレベルを目指すなら、
「私は、相手と自分、双方にとってベストな方法で、この状況に対処できる」
という前提を作るといいでしょう。
結局、相手をやりこめるのでは、本当の意味では自分がハッピーになることはありません。
自分と関わる人、双方にとって最善な結果(必ずしもうれしい結果ではなくとも、最も善い結果)というのは必ずあるものです。
また、普遍的な法則として、自分と相手、双方にとってフェアで有益になるやり方を目指せば、自分の幸福度が一層増すように、この世界はできています。