のどがつまったような、苦しい感じがずっと続いているという方は、自己表現に問題がある場合があります。
例えば、言いたいことが言えずに、黙ってしまう。嫌なことが嫌といえず、したいことをしたいといえない。心の中ではノーと思っているのに、イエスと言ってしまうなど。
よくみせようとして、違う自分を演じてきた、というのも、本当の自分を表現しないという意味で、のどのつまりを生じさせることがあります。
長年、感情を抑圧してきた人も、出られない思いが、のどのあたりに緊張を生むことがあるでしょう。
のどは、声を出すところです。声は、自分の中にある思いを、外に表現するツールです。
それを正しく使わないと、のどのあたりのエネルギーに滞りが生じてしまうわけです。
人は誰でも、ユニークな存在であり、その自分という独自の存在を、この世界にありのまま表現することは、生き生きと生きるために必須です。
のどのあたりに苦しさを感じている人は、少しずつでいいので、ありのままの思いを、素直に外に出すという、自己表現の練習をしていったらいいのではないかと思います。