人にどう思われるか気になって萎縮してしまう人が、よくいます。
周りの人がみんな、自分のことを批判の目で見ているんじゃないかと、気になってしまう。
ひどい場合だと、スーパーに買い物にも行けなくなり、引きこもりになる人もいます。
こういう人たちを見ていると、問題なのは、人の評価ではなくて、実は自己評価であることが多いようです。
自分に対する評価がとても低い。だからそれを周りに投影し、周囲の人の評価を恐れるのです。
実際、本当に雄弁で、影響力があるのは、人が自分をどう評価するかではなく、自分が自分をどう評価するか、だと思います。
仮に、100人の人に口々に賞賛されたとしても、もし自分自身が自分を認めておらず、自己否定しているのであれば、その賞賛は耳に入らず、その人の自己評価は低いままでしょう。
反対に、100人の人にけなされて、否定されたとしても、もし自分に恥じるところがなく、自分で自分を認めてあげることができるなら、自信を失わずにいられます。
本来、人の評価というのは、無責任なものです。ごく限られた一部だけを見て、勝手にあれこれいう。でも、自分のことを一番よく知っているのは、自分自身です。
人の評価に振り回されて一喜一憂するよりも、自分自身に恥じることのないように生きて、それさえクリアしていれば、後は堂々としているほうが、よほどエネルギーの無駄がないと、私は思います。