盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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育みたいもう一つの「生きる力」

育みたいもう一つの「生きる力」

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「生きる力」を考える時に、「人は、一人では生きていけない。」という言葉を思い浮かべます。全くその通りで、身体的にも、精神的にも、経済的にも、社会的にも、本当に多くの方々に支えられて生きていると実感します。

誰でも、一度くらいは、一人で解決できない不安や困り事を抱えた経験があると思います。そのような時、皆さんは、どうされますか。 おそらく、誰かに協力を願うなどの手段を講じると思います。

でも、それができないとしたら、どうなるでしょう。

一人でその思いを抱えてしまい、その事ばかりを考えるようになります。それは、とても苦しい状態で、心のエネルギーを奪い取り、時に、孤独すら覚えさせる事もあるでしょう。

逆に、勇気を持って、誰かに話すと、心の中に溜まっていた重い思いが、少しずつ抜けていき、軽くなっていきます。

苦しい時に、Helpを発信する力。それが、もう一つの「生きる力」です。

「◯◯で困っているの。手伝って欲しい。」「◯◯に悩んでいるの。話を聞いて欲しい。」など、自分の困っている事を誰かに伝える力。

この力を育てるには、どうしたら良いのでしょう。 自分の困っている事を誰かに伝えるという行為は、勇気がいることです。「困った時は、ちゃんと言うのよ!」と、時ある毎に、言い聞かせても育つものではありません。

まず、その力を育てる前提として、基本的信頼が育っていなければなりません。

赤ちゃんが泣くと、お母さんは、おっぱいやミルクをあげたり、おむつを変えたり、寝かせつけたりしますね。基本的信頼は、このような中で育つものです。

「お母さんは、困った時、助けてくれる人だ。安心できるなあ。」といった感覚です。

そして、もう一つ、ありのままの自分を受け入れられる体験が必要です。

子どもですから、よく叱られるような行動をしてしまいます。これが頻繁だと、大人側も、つい、頭ごなしに叱ったりしますね。

社会的に認められない行動は、許してはいけませんが、抱く感情に良い悪いはありません。抱いた感情を受け止め、その感情を言葉にして、子どもに返してあげましょう。

「そうかあ、悔しかったのね。」など。

そうすれば、子どもは、「◯◯で、僕は悔しかったけど、お母さんは、わかってくれた!」と思うでしょう。

逆に、感情を受け止めずに、行動だけを叱ると、親としては、行動のみを叱ったつもりでも、子どもは、その感情を抱いた自分をも、いけないものと勘違いする場合があります。

「悔しいと感じた僕は、悪い子。」と。

同じ叱られるにしても、感情を受け止めてもらうと、気持ちが落ち着いて、前向きな気持ちが生まれます。その前向きな気持ちが、誰かにHeipを発信する勇気につながります。

「Helpを発信する力」と、前回、お話しました「ありのままに感じ、ありのままに表現する力」

難しいと感じる方も多いと思いますが、少し意識して、日々を過ごしてみてはいかがでしょうか。

                                  (佐々木智恵)

 

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