「見返してやりたい」を動機にすると、一時的にパワーがでて頑張ることができ、成果を上げることができるでしょうが、恐らく、長続きはしない結果に終わると思います。
なぜ長続きしないかというと、自分が疲れ果ててバランスを崩してしまう、一見、勝利をあげたかのように思えても、周囲の人とうまくいかなくなり、辛くなるなどの現象が起こってくるでしょうから。
「見返してやりたい」という動機には、他の人に見下されたくない、他の人に負けたくない、他の人よりも上に行きたい、という気持が含まれています。
つまり、相手と自分を分けて、相手を敵とみなす考え方。
そうなると、相手と戦って勝つという行為をしなければならず、どうしても相手との間に隔たりや不調和が生まれるのですよね。
不調和というのは、摩擦や抵抗を生み、エネルギーを消耗します。疲れるのです。
一方で、相手と調和すると、摩擦や抵抗がないので、疲れることなく、スムーズに物事が展開します。
なので、見返してやりたいと頑張ると、例えば、仕事では業績をあげ、出世するかもしれないけど、心身ともに疲れ果てて、満たされない、人との関りも、しんどいものになるという結果が起こりやすいでしょう。
Win-Loseではなく、Win-Winを目指す。競って相手より秀でるのではなく、競わず、相手と調和して、相手も自分もどちらも大切に扱い、双方に利益が及び、双方が発展するような結果を目指すのが、一番、精神エネルギー的にエコ(エゴじゃなくて、エコですね(^_-)-☆)なやり方なのだと思います。