盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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「気にする」ということ

「気にする」ということ

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日本でカウンセリングをしてみて、人がどう思っているかを気にする人が非常に多いというのが特徴的だと感じています。

最近、改めて思うのですが、「気にする」って、文字通り、自分の「氣」の一部にしてしまうということなんですね。

つまり、自分のオーラの中に取り入れてしまうということ。

オーラというのは、その人が持つ、エネルギー領域のようなもので、その人の周りを覆っているものと考えていいと思います。オーラは、ごくおおざっぱに言えば、その人の意識状態、平たく言えば、常日頃からどういうことを思い、感じているか、その結果、どういう行為をしたかの積み重ねで作られていくものです。つまり、その人の意識状態の反映ですね。

人がどう思うかを、自分のエネルギー領域に取り入れてしまうと、それを自分の中に保持してしまう、ということになり、それに影響されてしまいます。言い換えれば、相手に、自分に対する影響力を与えてしまうという結果になります。

嫌いな人に恨みつらみを抱いて、そのことをいつも考えてしまう場合などは、その一例ですね。その嫌いな人を、自分のエネルギーの一部として、いつも自分と一緒に持ち歩いてしまうことになります。その結果、自分のオーラは赤黒く濁ってしまいます。

誰かを恐れる場合でも同じ。自分の持つエネルギーを暗い色に濁らせ、低下させてしまいます。

そして、長く恨みつらみや恐れを保持していると、無意識にその部分から普段の行動を選択しやすくなり、自分にとって最善ではない選択をしていきがちになります。

嫌なら関わりになりたくないでしょうに、かえって関わりを深め、その人に自分を左右させる力を与えるということになってしまう。そして、それは、相手ではなく、自分がやっているということです。

気にしないというのは、自分のエネルギーに取り入れない、ということで、その人がどんな嫌な人であれ、関わればマイナスになる人であれ、少なくとも、精神的には影響されないということにもなります。つまり、その人がどうあれ、自分は自由でいられるということです。

その辺を意識するだけで、単なる被害者ではなく、人生を自分の力でコントロールしていくことが容易になってくると思います。

 

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