対人関係で悩まない人というのは、あまりいないと思います。自分と人との関係は、古今東西、普遍的に悩みの種なのだと思います。
苦手な人との付き合いは、避けてしまえればいいのですが、いつもそういうわけにはいきません。親子や兄弟、職場の人など、選べない人間関係も多いですよね。
対人関係というのは、自分の内面を映し出す鏡である場合が多く、自分の課題は、苦手なタイプの人となって、何度も繰り返し現れることがよくあります。
課題をクリアすると、自分の段階がワンステップ上がるので、不思議とそういう人と出会うことがなくなったりします。
逆に、課題に気づかないで、避けたり逃げたりし続けると、気づくまで、時と場所を変えて、繰り返し同じ状況に遭遇することになります。
どんな対人関係にも学びは存在するものですが、苦手な人との付き合いは、特に大きな学びが隠されているものです。
ということで、今回は、誰かとの関係を癒やすためのエクササイズをご紹介します。
①あなたと、あなたが現在衝突している人、またはうまく付き合えないで困っている人の象徴的なイメージを、雑誌から切り抜いて、画用紙の端と端に貼ります。または、絵にかいてもOKです。
②対立している相手からあなたに向かって、矢印を書きます。矢印の上に、相手があなたに対して行った不快な言動を書き込みます。矢印は何本書いてもかまいません。
③あなたの周りに、想像上の防御壁を築きます。この防御壁は、相手の攻撃から身を守るためのものなら、レンガやレーザー光線、その他、何でできていても、どんなものでも構いません。
④防御壁によってあなたの身が安全になったら、今度は、相手の絵の周りに、相手の癒しや成長、平和への願いを書き込みます。相手の幸せのための祈りや希望を言葉や絵にして書いてみましょう。
⑤この相手との関係性がもたらすネガティブな影響から癒やされたら、どんな目標や希望をかなえたいか、自分の絵のまわりに、言葉や絵、色、写真、雑誌の切り抜きなどを用いて、表現します。
苦手な相手のためにポジティブな思いを呼び起こすことは、なかなか難しいものです。でも、これができたら、自分の意識に確実に変化が及び、何よりも自分自身の癒やしになるので、効果は高いと思います。
よかったら試してみてくださいね。 (Chika)