盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

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受信と発信

受信と発信

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「どうしよう。どうしたらいいんだろう。」

と、あれこれ考えつづけていても、答えが見いだせない時。

「ああなったらどうしよう。こうなったらどうしよう。」

と、不安にとらわれているとき。

そんなときは、いつまでもぐるぐる考えつづけるよりも、いったん、問題を棚上げして、頭を空っぽにし、リラックスした方がいいと思います。

そうすれば、いい解決方法や、必要なアイデアが降ってくることがあるからです。

頭がぐるぐる働いて、誰かに対し、または自分の心の中で、おしゃべりを続けているときは、いわば、発信モードになっているとき。思考を生み出すためにマインド(頭)が働いている状態、例えるなら、発電機が動いて、自分から電波が発信されている、といった感じでしょうか。

でも、あまり四六時中うるさくおしゃべりしすぎると、「聴く」ということができなくなります。何を「聴く」かというと、インスピレーションの声、直感の声です。

直感は、潜在意識の奥にある、自分の中の叡智(神性)に通じているのですが、こことつながるためには、受信モードにならなければなりません。受信モードは、頭を休めて、体をリラックスし、心を落ち着かせ、感覚がオープンになっているとき、一番、感度がよくなります。だから、そういう状態のとき、自分に必要ないい考えが、ふと頭に浮かんだりするのです。

想像上の例えで言うなら、神様と電話をしているとして、発信モード全開で、こちらから一方的に

「神様、大変なんです。どうしたらいいでしょう。私、もう、だめかもしれません。・・・」

と延々と話し続けていると、 神様が

「それをなんとかするにはだな、まずこうして、それからああして・・」

と、せっかく教えてくれていても、自分の声がうるさくて神様の声が聞こえないという状況になってしまう、ということです。

発信モードでひとしきり訴えた後は、おしゃべりをやめて受信モードに切り替え、耳を澄ませて相手の声を聴きとることが大切です。

潜在意識から降りてくる声というのは、通常、とても繊細で微妙、か細い声なので、気持ちを落ち着かせ、集中して、よく聴きとらなければなりません。

そのためにも、不安にとらわれて、出口が見えなくなっているときは、いったん心のおしゃべりをやめて頭を空っぽにし、心静かにリラックスすること。

ちなみに、不安なときは、おしゃべり(相手がいるなら相手に対して、一人なら心の中のおしゃべり)がインスピレーションとのつながりを邪魔するのに対し、うつ状態でふさぎ込み、何も考えられなくなっているときは、いわば、自分で電話線を抜いて、直感の声をシャトアウトしまっている状態です。自分からつながろうとしておらず、聴く耳を持たないでいるという点では同じですね。

どんなに苦しいときにでも、そこを通り抜けて、光差す場所に出るための導きというのは、必ずあるはずです。それを得るためには、心の耳を澄ませて、受信モードになり、受け入れるだけのスペースを、自分の中に作ってあげること大切なのだと思います。

                                           (Chika)

 

 

 

 

 

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