先日、川辺の土の上を歩いていて、土の上とコンクリートで舗装された道を歩くのとでは、自分の内面に伝わってくるシグナルが違うことに気づきました。
土の上の方が、やっぱりホッとするのです。
それで改めて思ったこと。現代の日本に住んでいる人は、よほど山の中に住んでいるとか、農業や牧畜をやっているのでない限り、土の上を歩くことが日常的にあまりないのではない気がする。
これでは、心身のバランスを崩す人が多いのは、当たり前だと思います。
現代の生活様式では、人が自然から切り離されてしまっているんですよね。
自然というのは、心身のバランスをとる手助けをしてくれるもの。心身が健康であるために、欠かせないものです。
自然のリズムに沿って生活していると、心も体も調子がよくっていきます。これはどういうことかというと、例えば、太陽が昇ると同時に起きて、暗くなったら早めに寝る。新月に物事を初めて、満月に完了させる(新月に撒いた種を、満月に収穫する)など、月のサイクルを意識する。その季節に、その土地で取れたものを食べる、など。
もっと簡単なところでいえば、木がたくさん生えているところにいく、雲や星や月を見上げ、今日の月がどんな形をしているか、気づく、太陽の光を吸い込む、足の下の土の感触を感じる、鳥や虫や水のせせらぎに耳を傾ける、加工食品をやめて、できるだけ新鮮な野菜や果物を食べる、等するだけでも、自然とつながることになり、自律神経が整ってきます。心身の毒が浄化されるので、ストレスも軽減されます。
この人工的になりすぎた無機質な世界で、意識して自然とつながる時間を持つことは、あたかも狂いかけた時計の時間を合わせるように、心や体の調子を整えるための、大きな助けになると思います。
(Chika)