盛岡心理カウンセリング・ハミングバード

ハミングバードは、心理療法カウンセリングのセラピールームです

お問合せ: 019-681-2268 (完全予約制です。ご予約の際は、留守電にご連絡先を残していただくか下記お問い合わせフォームよりメールでご連絡ください。)
☆営業時間:9時~18時  定休日:第二、第四土曜、日曜、祝日

アメリカの日々

アメリカでセミナー受けてきました。

先週、オレゴン州ポートランドで開催された、PTSDの、とある治療法に関するセミナーを、3日間にわたって受講してきました。

ハードスケジュールだったので疲れましたが、とても充実した日々でした。

アメリカの精神医療のセミナーは、とても質が高く、いかにして精神疾患を治療するか、という具体的で実践的な内容のものが多いので、私は大好きです。

もう少し落ち着いたら、またこのブログ上でも、今回学んだことをシェアしていきたいと思います。

                                              (Chika) 

 

 

 

セミナー会場となった、ポートランドのダウンタウンにあるホテル。

 

007

 

ホテル付近の街並み。紅葉がきれいでした。

 

006

 

セドナ

アメリカでも大好きな場所の1つ、セドナ。

私は、アメリカの中でも、サウスウェストと呼ばれる、アリゾナ・ニューメキシコあたりが、一番すきです。

セドナは、アリゾナ州にある町で、サウスウェスト特有の砂漠や岩山に加え、不思議に水や緑にも恵まれている場所。日本でも、パワースポットとして、近年とても有名になりましたね。

セドナは、私的には、バーン!とエネルギーが通って、本当に体が元気になるところです。大地のエネルギーが強いので、浄化力とグラウンディング力がとても強力。私はセドナに行くと、いつも、長時間のドライブからくる頭痛や肩こりが、不思議に治ってしまいます。

また行きたいけれど、今年のアメリカ行きは、ノースウェストが目的地になりそうなので、再訪はまだしばらく先かな。

今年は、秋、またカウンセリングのセミナーを受けに、渡米予定です。シアトルで、PTSDの治療法に関するセミナーを受講して、スキルアップしてこようと思っています。

                                           (Chika)

 

 

sedona2011 005sedona2011 063sedona2011 097sedona2011 096

シャスタの風景

2011年、まだアメリカにいたころ訪れた、マウント・シャスタ。オレゴン州とカルフォルニア州の境目にあります。

 

shasta 154

 

クリスタル・ガイザーという水がありますが、あれはこの山の源泉の水なんですよね。山の上からみた景色。

shasta 003

 

頂上付近の、水の輝き。

shasta 015

 

シャスタ山の近くには森がたくさんあって、とても生命力にあふれています。

shasta 054

 

空気が全然違います。このあたりの森には、天然のアロマである、植物のかぐわしい香りが漂っています。市販のどんな精油にもかなわない、いい香りでした。

shasta 061

 

秋に訪れたのですが、紅葉も色鮮やかでした。

shasta 068

 

森の中には滝がいくつもあり、マイナスイオンいっぱいです。

shasta 078

 

訪れた日の初日は、ずっと太陽の周りに輪がみられました。

shasta 102

 

2日めは、太陽の両端に、虹がみられました。

shasta 128

 

sun dogという現象です。(日本語ではなんていうのかな。)

shasta 125

 

インディアンの聖地なる湖。森の奥深くにあるので、訪れる人もほとんどなく、とても静かです。

shasta 108

 

シャスタは、私が大好きなパワースポットの1つです。今までに2回行っていますが、とても清らかで精妙な氣であふれていて、まさに次元が違う、という感じをいつも受けます。

また、いつか訪れたい場所です。  

                                                                                                                                            (Chika)

 

似顔絵

アメリカで働いていた頃、クライアントさんが書いてくれた似顔絵。

 

042810 004

 

 

ちなみに彼は、元麻薬密売人でした。なぜ「元」かというと、捕まってしまったので、もうその仕事はもうできなくなったから。

捕まったから、セラピーに連れられてきた、というわけです。執行猶予中か仮釈放か忘れたけど、そんな身分のお方でした。

麻薬の密売はてっとり早く大金が手に入るので、いい商売らしいです。(お勧めはしませんが(^_^.)。)

私が住んでいた町は、小さく貧しいコミュニティで、めぼしい産業もなかったので、住民の就職率は低く、失業率もとても高かったです。生活保護を受けている人も大変多くて、日本の比ではありませんでした。アメリカって、貧富の差が激しい国だなと、つくづく思います。経済的その他の事情で、大学進学率はもちろん、高校を無事卒業する人も、その町では少なかったです。中卒も多かったし、小学校しか出ていない人もちらほらいたような。

何もない砂漠の町で、他にすることがないからとか、ひどい家庭環境の苦境を紛らわすためにとか、親代わりにギャングに養われ、そこで自然と麻薬を覚えてとか、色々な手段で早くから麻薬に手を染め、食べていくために麻薬密売をする人も、あまり珍しくなかったです。

…ていうか、どうでもいいけど、この似顔絵…。どうよ、と悲しいツッコミを入れたくなります。

自称絵が得意という彼に描いてもっている間は、期待で胸を膨らませていたのですが、出来上がりを見て、

「そうか、こんなにブサイクやったんや、自分。」

と、現実を見た気がしたひとときでした。(-_-;)

 

これは、当時の仕事風景。

071411 015

 

アメリカは心理療法がとても進んでいるので、アメリカでカウンセラーをしていると、とても勉強になります。質の高いセミナーを受ける機会もたくさんあるし、職場でも本格的な心理カウンセリングをどんどん使って薬を使わない治療行為ができるし。

そういう意味では、多忙を極めて身を削るような、大変な職場でしたが、戻りたいなあ、と懐かしく思うことがたまにあります。

ちょっと休憩

ハードな解離障害の話ばかりだと疲れちゃうので、ここらへんでちょっと休憩はさみます。

 

典型的なアメリカンブレックファースト(バターパンケーキ、玉子、ベーコンかソーセージ、ハッシュドポテト、リンゴの甘煮、カッテージチーズ、コーヒー。)

photo 1 (2)

これ一食たべたら、夕方までお腹がいっぱいという、すごいボリュームなのですが、食べ物が激マズのアメリカで、このアメリカン・ブレックファーストだけはおいしいのでお勧めです。

 

ニューメキシコ州に住んでいた頃、週末によく遊びに行っていたサンタフェの町。

100310 030

 

 

アーティストの町でもあるので、街並みに面白いオブジェがいっぱい飾ってあります。

100310 014

 

 

この辺の家は、アドビーという干し煉瓦でできています。

100310 006

 

 

クイーンサイズのベッドを独占するネコたち。

072610 002

 

 

私が住んでいた町は、田舎の、小さくて何もない、貧しい町でした。

112310 026

失業率も高く、やることがないので、ギャングやドラッグをやっている人が多かったです。特に覚せい剤の使用率が多いので有名な町でした(そんなことで有名になってもしかたないですが・・・(^_^;)。)薬物依存が蔓延していたので、メンタルヘルスのカウンセリングの仕事は、大変忙しかったです。

 

砂漠の町で、湿気がなく空が澄んでいるので、夕日や夜空がとてもきれいでした。天の川もよく見えました☆ミ

062610 015

 

近くに大きなラジオ天文台もありました。

またいつか、休暇を取って遊びに帰りたいなと思います。

キャニオンの休日

たまには、肩の凝らない記事をと思いまして、アメリカに住んでいた頃の話を書きます。

 

ある日曜日、同僚のおじいさんセラピスト、トムと一緒に、近くにあるキャニオンにハイキングに行きました。

その頃、私は、仕事のストレス解消に、時々休みの日に、同じ趣味を持つトムと落ち合って、自然の中に出かけてはハイキングをするのが、マイブームになっていました。

「この近くに、なんとかキャニオンていう(すみません、何キャニオンか忘れました)ところあって、わしも行ったことがないが、とてもきれいだと、知り合いのご婦人が、昔、教えてくれたんだ。だいたいの場所ならわかるよ。」

というので、行ってみることにしました。

「こっちかな。うん、この道であっているはずだ。いや、ここで曲がるのかな。」

と、なんだかおぼつかないので、

「そのご婦人にもう一度電話して聞いてみたら?」

と聞くと、

「いや、その人は10年前くらいに死んでしまったから、もう聞けないよ。」

という回答。

うん、そら、もう聞けないわ。(;一_一)

しかしながら、舗装されていない道をガタゴトしばらく行ったのちに、我々は無事に目的地に着いたのでした。

 

知る人ぞ知る(そして、日本人で知っている人は多分ほとんどいないであろう)なんとかキャニオン。

 020610 011

崖の上にあさっての方を向いているラクダみたいな岩があります。

 

 

当たりには、切り立った崖がいっぱいあります。

020610 014

 

私たちは、崖の一つを選んで、ロッククライミングを試みることにしました。

若い頃、ボーイ・スカウトに入っていたというトムは、車に、ジャックナイフ、毛布を何枚か、帽子2つ、水のボトル何本か、その他いろいろ、万全の装備を車いっぱいに積んでいました。

が、家から車で15分くらいのところにあるこのキャニオンに行くのに、そんな装備がはたして必要だったのか、いまだにわかりません。しかも、いざ崖に上るときは、ペットボトルの水以外なにも持たず、私もトムも丸腰でした。

 

020610 010

 

崖は結構険しく、登りは両手を使ってよじ登らなければならない場面、そして下りはかなり高いところから飛び降りなければならない場面が多々あったので、ペットボトルの水がたいそうじゃまでした。私はスーパーのレジ袋にペットボトルの水を入れて持っていたので、まだ持ちやすかったのですが、崖のあちこちにぶつけて、レジ袋は最終的には穴だらけのボロボロになってしまいました。

っていうか、二人とも、せめてもっと、リュックサックを背負うとかせんかい、ロッククライミングするのに、スーパーの袋ってあんた(-“-)、と、今思えば、自分で自分を突っ込みたくなります。

 

でも、苦労して上った甲斐あって、崖の上からの景色は、絶景でした。

020610 017

 

はるか地平線の彼方の山々まで見渡せて、空気も澄んでいて、風の音以外とても静かで、気持ちがよかったです。

020610 018

 

これが、トム。

020610 016

以前、トムに「ブログとかに写真出してもいい?」と聞くと、「わしゃ、かまわん。この年になったら、もうどうでもいい。」という答えだったので、遠慮なく掲載させていただきます。

 

このキャニオンには、一度行ったきりでしたが、たまに地元の家族づれや友人同士がバイクや車で来るくらいで、訪れる人もほとんどなく、なかなかの秘境です。ぜひ、藤岡弘さんに行ってもらいたいくらいです。

 

私自身はもう二度といく機会はない気がしますが、今となっては、いい思い出になっています。

 

 

なつかしい日々

 

以前、アメリカでサイコセラピストとして働いていた時のオフィスです。

112310 023

 

とても忙しい職場でした。(だからというわけではないが)机の上はいつもかなり乱雑。

050511 003

 

オフィスには、クライアントさんの癒やしの空間であってほしいと思い、観葉植物や天使の置物、水晶などを置いていました。(植物を置きすぎて、ちょっとジャングルっぽくなっていました。)

050511 004

 

クマさんが座っている椅子と、その横にある井戸の置物は、クライアントさんが作ってプレゼントしてくれたもの。彼はアルコール依存で元ホームレスだったのですが、とても手先が器用でセンスがよく、よくゴミ置き場から廃材を拾ってきては、色々なものを作っていました。

062810 011

 

町の郊外には、こんな風に雄大な砂漠の景色が広がっていました。

062610 018

 

近くにリオ・グランデ川という大きな川が流れていたので、自然に触れてリフレッシュしたいときは、時々訪れていました。

110710 009

 

 

このあたりでは、太陽の両横に光の反射光が作り出す、サン・ドッグという現象が、時々見られました。

110609 038

 

 

その頃から一緒だったネコたち。

111211 008

 

 

当時は、自傷他害などの緊急事態の処置診断のため、夜中に起こされて、病院のER(緊急病棟)に呼び出されることがしょっちゅうだったのですが、そういうときはネコたちも必ず起きて、私が仕事を終えて帰るまで寝ないで待っていてくれました。

111509 017

 

 

ハードだったけれど、とてもやりがいのあるアメリカでの日々を、今でも時々懐かしく思い出します。

073010 012

 

 

もうすぐ今年も終わり。これからも、皆様のお役に立てるよう、頑張ろうと思っています。ブログにも、読んでくれている方のお役に立てるような記事を書いていくつもりです。

来年もよろしくお願いいたします。よいお年を。<(_ _)>